色々考えてますが、その成果は
色々悩む今日この頃。そんなことよりサイト改修の件はどうなったのか、その言い訳は沢山あるのですが、男は黙って切腹もとい、謝罪です。遅れて申し訳ありません。
ことの経緯あれこれ
さて、この記事の前提と経緯について。
僕は今、個人事業主としてお仕事を頂戴している身です。まだまだ仕事の規模も小さいもので、できる限り節約しようと努力を重ねております。しかし様々なことを対応しているうちに、「長年使ってきた私用携帯番号を色々なところに登録、あるいは電話をするのは嫌だな」と思った結果、「じゃあビジネス・私用で携帯番号を分ける手立てを考えよう」と思い至ったわけです。
明確に分けることで私用番号が変なことに使われるリスク、反対に仕事に関する信頼を失うリスクも低下できるかと考えております。まあ、最もらしいことを述べておいて今までやっていなかったわけですが…。
僕の携帯電話事情は、「家族との通話にも力を発揮しているドコモのFOMAガラケー」と、「楽天モバイルのデータ通信(SMSあり)SIMのスマートフォン」の二台持ちです。大原則としてこれ以上何かを持つというのはやりたくありません。やったとしても自宅に固定電話をひくかどうか、というところでしょう。
はて、そうするとどういった選択肢があるのか…と検討しているという塩梅です。
なお、本記事はあまりその手の事情に詳しくない人間が、2016年2月末の公開情報を元に作成していますので、情報の間違いおよび時の経過によるサービス内容の変更などがあることと存じます。ご了承ください。
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楽天モバイルのデータSIMから通話SIMに変更する案
まず、楽天モバイルの方でどうにかならないか、と考えました。現状、僕は「データ通信(SMSあり)SIM 3.1GBプラン」を契約しているので、簡単に「通話SIM 3.1GBプラン」に変更できたら便利だ、と。
結論から言えば、現在持っているものを解約をしないとSIMの乗り換えはできないようです。また解約手続きには電話連絡が必要になってしまいます。
楽天モバイル「注意事項」の「通話SIM」より以下引用
プラン変更はメンバーズステーションより行うことができます。ただし、お申し込みタイプが異なるプランへのお乗換えは、現プランの解約および対象プランの新規お申し込みが必要です。
料金はどの程度かと言うと、まず基本料金として、
変更前:データSIM(SMSあり) 3.1GBプラン 1,020円
変更後:通話SIM 3.1GBプラン 1,600円
ということになります。追加580円というところですね。
更に、通話料が実費でかかります。楽天でんわを利用しない場合、「20円/30秒」がデフォルトのようです。ただし、楽天でんわを利用すれば半額とのことですので「10円/30秒」で5分100円です。
基本通話料などが無いので、話せば話すだけお金がかかる。そんなに毎日電話はしていないとは言え、5分で100円~200円は、ボディーブローのように効いてくる恐れがありますが、現在楽天は「5分以内の電話は、月額850円で全て無料」というサービスを導入しているので、毎日誰かしらにかけるような方は導入検討必須かと思います。
なお、楽天モバイルの通話SIMは契約から12カ月以内の解約となると、違約金が発生するなどという注意点もありますが、これは個人的に乗り換える予定はまずないので大きな問題にはなりません。…たぶん。
ドコモの2in1サービスを導入する案
ではドコモの方でどうにかできないか、ということになると「一つの携帯電話に二つの電話番号・メールアドレスを割り振る」ことを実現する2in1サービスがあることを知りました。
二個の番号を仮想的に持たせるということのようですので、まず懸念となるのは使いやすさ。使ったことがないのでなんとも言えません。
しかし、設定を変えれば片方の番号でもう片方の番号には電話ができない、あるいは両方とも制限なくできる、といったカスタマイズは可能なようで、左程問題にはならないでしょう。
手続きはドコモショップのみで、そもそもの携帯電話の名義人であるかどうかで、プランに違いが出てくる模様です。
気になるのは料金。金額が800円~となっていますが、具体的にはこちらで確認できます。
……分かりづらいな。理解力の問題でしょうか。
僕の目的・用途は「電話番号が欲しい。メールはあってもなくても構わない」ということになります。元々の携帯電話の名義は僕自身ですので、まあ「タイプ2in1 同一名義オプション」で問題ないと思われます。と言うことで、月額800円必要となるはずです。
この「同一名義オプション」の嬉しいところは、元々の回線(いわゆるAナンバー)の方の無料通話分が共有されるということでしょう。契約内容によりますが、僕は月額1,000円分の無料通話があるので、最大で約25分は会話が可能ということになりますね。私用は最近とんと電話をしていないので、しないという前提で良いかなと思います。
こうして調べてみると、
楽天 :580円と通話した実費分
ドコモ:800円と無料通話分(約25分)
になります。差額220円について、楽天でんわ(10円/30秒)を使ったとすると、同じ月額費用をかけると仮定すると、楽天ならば約11分は会話できる。そう考えるとドコモが有利か…?
で、ここまで来てようやく「完全に見落としていたサービス」があることに辿りつきました。
ドコモのマルチナンバーを検討する
詳しい方には「こいつ馬鹿だな」と思われていたことでしょう。そう、ドコモには「同月二回までの手続きなら無料で取得可能」というマルチナンバーなるサービスがあります。
500円/月という格安さと、いつでも簡単に手続きができると言うのは大きなメリットだと思います。利用可能な機種の制限などもありますが、僕の場合は問題ありませんでした。追加した電話番号でSMSの送受信などはできないといった注意点もありますが、僕の場合は使う予定がないので問題ありません。
いずれ私用の環境も時を経れば変わってくるでしょうから、まずはこのマルチナンバーで対応を開始して、必要に応じて前述の検討したサービスを導入してみようかと思います。
しかし、一時的に(例えば主の電話番号を知られたくないという場合など)にちょっとだけ使いたいというケースにはうってつけだと思うのですが、それだけドコモが電話番号を保有しているということなんでしょうか。認識に相違がなければ……いかに携帯電話回線の利用開始・停止がすさまじい件数日夜行われているものと思えど、こんなに手軽に割り振れる器というのは驚きです。
番号は休眠期間を経て再利用されると聞いていますが、不正にあるいはややアンダーグラウンドな利用をしていた番号になってしまったら、『見知らぬ番号からの着信…そして見覚えのない男からの罵倒のメッセージ…』なんて出だしの話になったりするんでしょうか。推理小説のネタにでもなりそうですね。既にあるのでしたらすみません。
2016/3/5追記:実際にサービスを利用してみました(記事はコチラからどうぞ)。