育児ひとりごつ◆2歳児とペットボトルの魅力と

その魅力には勝てない模様

前回、サーモスの水筒(ボトル)を家族全員で利用しているといった文章を書きましたが、我が家の2歳児は、ボトルそっちのけのペットボトル至上主義になってしまいました。家だと普通のプラスチックコップ&ストローで飲んでくれるんですが、屋外、特に公園に出かけた時が顕著です。遊びに夢中になっているせいもあってか「お茶を飲もうか」と声をかけると拒否されるのに、ペットボトルを見せると「のむ!」と飛びついてきます。

例え中身が全く同じ麦茶であっても、ペットボトルならまず嫌がらずに飲むので、おそらくは「ペットボトル」がポイントなんだろうなあと思っています。なお、子どもの目の前で水筒からペットボトルに中身を移し替えても、今のところは大丈夫です(もう少し認識能力が高まったら怒られそう……と内心では戦々恐々としています)。

移し替えている時、心の中では、「大人の感覚で言えばどっちも同じなんだけどなあ」などとぼやき、「むしろステンレスボトルから飲んだ方が冷たくて美味しいよね」などと苦言すらこぼしていますが、飲んでもらえるだけでもありがたいので黙ってうつします。2歳をむやみに説得しようと思ってはいけませんよね。

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そういえば1歳半くらいからペットボトルはロングヒットのおもちゃ枠

ところで、何故そんなにペットボトルなんでしょうか。他のママさんと「ペットボトルなら飲む」という世間話をした時、何人かの2歳児のママさんが「うちもうちも!」と言ってくれたので、幼児にありがちな現象の一つっぽいです。想像するに「大人が持っているものがいい」「ストローなどとは違う飲み口、口当たり」「面白い形や色」といった良さがあるんじゃないかとは思うんですが、そのうち本人の口から語って貰いたいところです。

我が子の場合、思い返してみると歩き方が安定し始めた頃から、ペットボトルをあっちへこっちへと運ぶのが好きでした。驚かされたのは「重くて持ち出せないだろうから、子どもの手の届く範囲にあってもそう差しさわりはないだろう」と思って、台所に置いていた2Lのペットボトルを抱えて運んだ時です。そんな重たいのいけるのか、足に落としたら大変だと慌てました。その後、単体で置いてある買い置きはもちろん、備蓄用としてケース販売の段ボールに入れた水の2Lペットボトルなんかもターゲットとなりました。ケース販売のダンボールは、商品の重さに耐えるためか割りと分厚くて丈夫だと思っているんですが、引っ張ったりなんだりを日々ちょっとずつ繰り返して引きちぎってしまうので、最終的には子どもの入室ができない寝室に運び込む羽目になりました。

なお、運ぶだけに飽き足らず、並べることも外装フィルムをはがすことも好きなので、今や銘柄の分からない水が数本、250mlから2Lまで各種取り揃い、遊び相手として台所に鎮座しており、時々、運んで遊んでいます。この前は5本ほどを廊下に並べて「おはなー」とか言っていました(確かに上から見たら抽象化した花びらのようですが、何を描いても「おはな」と答える時期だったので、どこを見て花と主張しているかは分かりません)。

万が一、親の制止を無視する年齢のうちに、未開栓のペットボトルのフタをあける技術を習得したら、速やかにすべて退避させないといけないなと思いつつ、えっちらおっちら運ぶ姿を見守っています。

ペットボトルのデカフェお茶飲料を探す

我が子のペットボトル愛について再確認したところで、どの銘柄のお茶を買うかで悩んだ話。

我が家では、年間を通して麦茶を量産しているので、ペットボトルのお茶を買う時の選択肢が「麦茶以外の何か」となりがちです。麦茶なら家で飲めるから、折角だし他の味がいいという理論です。しかし、3歳未満の幼児にとってカフェインは避けるべきもの、と考えられます。以下のように農林水産省とか、厚生労働省なんかも出しています(正確には、カナダの指針で「4歳以上から摂取して良い量を示す」というデータが示されていて、3歳以下については明言されていないようですが)。

カフェインの過剰摂取について(農林水産省)

例えば「親のものを欲しがって、一口、二口飲んでしまった」という特例なんかは別として、日常的な水分補給にカフェインが含まれるお茶なんて、もってのほかだよなあ……と思ってカフェインレスの飲料を探しました。「水が麦茶で十分」という話ではありますが、ペットボトルの中身をコップに入れて分け合うことがある我が家の場合(子どもが飲ませようとしてきて、断ってもきかない)、私が常温になった水や麦茶が苦手なので、できれば別のものが良い。カフェインレスで妊婦さんからの支持も厚いルイボスティーも同様に、そもそも私が苦手、といった理由で同様にパスしています。どうでもいい話ですが、私の好きなお茶系飲料は、伊右衛門の濃いめと午後の紅茶無糖ですが、最近久しく飲んでないので(子どもの手が伸びてくるから)、もしかしたら変わっているかも分かりません。

さて、そう思って色々見て回りましたが、ペットボトルのデカフェお茶飲料って、実店舗だとなかなか出会えないものですね。小型スーパーだと販売スペースや売れ行きの問題から、どれだけ売れるか分からないデカフェ飲料は避けられるのかもと想像できますが、飲料を沢山ケース販売している大型店舗でも取り扱いは少ない(個人的に見た範囲なので、誤解があるかもしれません)。

こういう時に頼りになるネット通販。さすが、カフェインを意識する人は少なくない時代ですから、探せばあるもので。

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我が家ではこの「生茶デカフェ」が導入されました。味は生茶と特に変わりなく、子どもも喜んで飲みます。公園で遊んでいる時に子どもに渡していたら、遊び友達のママさんに「生茶ってデカフェあるんだ」とコメントをいただいたので、多分、ちょっと珍しいっぽいです。見た目、通常の生茶の反転した色味なので、ちょっとおしゃれな気がします。

といった地味なすったもんだを経つつ、汗だくになった子どもに水分を取らせようと、今日もまたペットボトルと水筒を抱えて公園内を追いかけまわすのでした。