義母や義姉のツンデレっぷりが垣間見られるのもよき
料理が得意なシンデレラ。しかし、お姉さんがいじわるをして、大切な料理の本をかくしてしまいました。このままでは、言いつけられた料理を作ることができません。シンデレラを助けるために、料理の材料を選んであげましょう。
(Amazon Alexスキル『シンデレラの料理』より引用)
シンデレラが料理を作れるように必要な食材を教えてあげることでストーリーが進む、テキストアドベンチャーゲーム。
なるほどお料理クイズか!と思いきや、途中から謎解き要素が入ってきます。終始明るい雰囲気で、楽しく遊べました。
慣れ親しんだテーマとプレイしやすさ
序盤はお料理問題。
例えば、「カレーを作るのいれるものは? 豚肉? 白滝? どっち?」みたいな質問がくるので、自分がいれるべきと思う食材を答えます。
正しい食材を全部選べれば完成。沢山上手に焼けました。
で、とんでもない具材を選んでしまっても、「美味しいけれどちょっと違うわ」とか言われてゲームオーバー……ではなく、その料理の作り直しになります。
意地悪な継母たちが怒る……とかそんなことも全くないです。
むしろ、間違えた料理も美味しい美味しい食べているので、ツンデレの気配を感じさせる義母たちにたらふくご飯を食べさせられるという。シンデレラはよほど料理上手と見えます。
シンデレラの原作って、序盤の継母・義理姉たちからの虐げられっぷりがかなり酷いし(結末もあれですが)。
昔話は残酷なものが多いのは重々承知していますが、こどもも遊べるゲームでは、これくらいマイルドで安心。
我が子、怒られたら二度とやらない可能性があります。
また、ゲームオーバーにならずそのまま作り直すルートになって、料理選択ルートに戻るので、アプリの再起動にならないのは良いですね。
こういったポイントが色々あって、ストレスなく進められるのはいいですね。
というのも、突然、問題の傾向が変わり、難易度が上がるんですね。
それなんて料理?
出だしの問題はカレーで、「カレーに何をいれますか? 豚肉? 白滝?」「白滝!」と言い出すような年齢の我が子でも、まあ安心してできます。というか私がめちゃくちゃ食育してないか料理の腕が壊滅的に見えるから、すごくやめていただきたい。言い訳をすると、一時期こどもが固形の肉を嫌がったので、キーマカレーばっかり作っていたんですよ。だから「肉が入っている」という認識が薄かったんですたぶん。
閑話休題。
出だしはカレーなんですが、
途中から「その料理なんですか?」みたいなものを食べたがる王子がでてきたり。
平仮名(50音表)や数字の理解が必要な謎解きが出てきたり。
とつぜん難易度が上がっちゃいます。
地味に罠をはってくるのが王子。
「聞いたことはあるけれども、完成した姿がよく分からない料理」を希望するんじゃない!
必要な食材をあてるのに偉い苦労しました。
問題数は多くないので、何回かやれば覚えられます。
ただ、このような感じなので、ある程度の年齢までは親が一緒にプレイする必要があると思います。
テキストアドベンチャー初心者におすすめ
この『シンデレラの料理』は「くせになる疾走感のあるゲーム」ですね。
丁寧に話が進むので、テキストアドベンチャーゲームが初めてくらいという人も分かりやすそう。
テキストアドベンチャーゲーム系って、割と選択肢一つでドボン(終わっちゃった!)になることがあって。
例えば、
魔王に戦いを挑む… ①剣で戦う? ②魔法で戦う?
→①剣で戦うを選ぶ
→剣が折れてしまった![GAME OVER]
みたいな展開、昔のゲームブックには結構多かった気がする。唐突なガメオベラ。
※読んでいたのが平成10年くらいまでに発行されたやつなので、今のは全然違うかもしれません。ごめんなさい。
本で読んでいるなら、それこそ選択前のページに指をはさんでおけば数秒で戻れるんですが、
アレクサだといちいち手間がかかるから、そのストレスがないのは大事。
ということで「なんかアレクサで遊んでみたい。お話形式がいいな」という人におすすめできるゲームです。一人で遊ぶなら小学生かな?親子でも十分笑えて楽しいです。