週一以下ライダーが何かを成し遂げたいらしいですってよ?【反省編】かくして私のロードバイクは床の間バイクと化す①

ロードバイク

マンスリーライダーが包み隠さず己を顧みます

皆さま初めまして。わたくし、週一の実走を通り越し、最早マンスリーライダーになりそうな上田と申します。

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世のライダーの皆さまへ

皆さまは楽しく充実したロードバイクライフを過ごしておられるでしょうか。おられるでしょうね。うらやましい。実にうらやましい。ロードバイクで思わずどこか見知らぬ遠い場所に行きたくなるくらいうらやましいです。行けないんですけど。

そう、私は、青雲の志ともいえる購入当初の意気込みとは裏腹に、あるいは期待したようなロードバイクがある生活とは真逆の、しょんぼりライダーと化しています。

理由はただ一つ、「ロードバイクに乗れていないから」です。

ではなぜ乗れていないのか。シンプルに時間がないんだろ、ということでまとめてしまうのは簡単です。事実その通りです。しかしそれだけではないかもしれない。ガッツ&ファイト&エナジーに溢れるライダーさんは、カツカツのスケジュールであっても時間を捻り出してガンガン乗っている。

てことは、私にはそれらの方と比較すると、時間以外にも確実に何かが欠けているであろうことは容易に推測できます。つまりは、自分には向いていなかった……と諦めるのか。いいえ、このままでは終わらせたくないんです!

ということでこのコーナーでは、そんな週一以下ライダーが、何かを成し遂げるまでの記録および、「これからロードバイクを始めようと思って情報を集めています」という方、「ああ乗れない今月も全然乗れなかった…」という同じような悩みを持つ方、「こんなへぼライダーがいるのか、もっと頑張れよ」と生暖かく見守ってくださる方に向けて発信させて頂きたいと思います。

問題点を洗い出す、ながい たびが はじまる

ご挨拶が済んだところで本題に入ります。まずは問題点をハッキリさせるため、出発点から現在までの状況を整理し、その上で問題の検出・認識を行なうべきでありましょう。そこで完全に自分語りですが、私のスカスカなロードバイク年表を振り返ってみます。

私がロードバイクを購入したのは2008年の2月ですから、今から軽く七年は経過しています。その頃の記憶を掘り返してみれば、その数年前からちょうど自転車ブームが来たタイミングだったように思われます。私もなんかブームに乗って、それまでの自転車に対する常識からすると、ちょっとお値段の張るフォールディングバイクとか買って、そこら辺を走り回って悦に入っていたんです。

このフォールディングバイク(DAHON HELIOS P8)は大分よく走る自転車で、自宅からちょいと遠出という時も、近所にお買い物に出かけるときも、用途を問わず使いまわしやすいものでした。フォールディングバイクを専門に乗られる人も多く、より楽しむためのTipsも沢山提案されていましたし、私も8段変速を9段変速に交換して悦に入ったり、はしゃいだりしていました。今でも現役で頑張ってくれています。

しかし自転車ブームは何となくロードバイクの方に盛り上がっていく感じがして、私もロードレース生中継なんか視聴するようになりまして。漠然と「いーなー、ロード」と思ってプロ選手の様子を眺めていました。しかし、タイヤの細いピュアレーシングバイクなんぞ、購入したところで自分に乗りこなせるものか…と思い、カタログめくったり雑誌やネット情報読んだりしながら欲しい・やめておこうの狭間を行ったり来たりします。

そんな時のツール・ド・フランス2007大会観戦中、ある日の深夜のこと。ほぼ寝落ちしかけた状態でテレビを観ていたの私の目にぼんやりと、選手たちの大集団が美しいヒマワリ畑の向こうへ、スーッと消えていく画像が飛び込んできました。その瞬間、「こっちへおいでよ・・・」という天の声が聞こえてきました。そうだ、彼らと一緒に行かなければ。何がどうなってかよく分かりませんが、とにかくそう思った私はその天の声から(主として経済的な理由で)遅れること半年、プロショップの扉をくぐり、「すいません、ロードバイク始めたいんですけど」と言ったのでした。

これが私がロードバイクを買った理由です。きっかけが超オカルトな話で意味不明なんですが、多分その時の心理状態を考えると、単に物欲が超高まっていてもう買わないと引っ込みがつかなかったんでしょうね。とにかく欲しかった。入手が目的だったのです。結局何をしたくて乗るのかは明確ではなかったのですが、それまでの情報収集、とくに雑誌や先人のホームページ、ブログなどを読んだおかげで、何ができるのかは、なんとなく分かっていた、ように思います。また、乗ればなにかしらできるだろう、乗ることは誰でもできるわけだし…と甘い考えもあったように思います。