『SPACE MISSION』を開けてみた
「西暦2342年、科学はめざましい進歩を遂げていました。ジャンプゲートの開発により、はるか彼方の惑星や銀河へ、すぐに到達することが可能になっています」(説明書より)
10歳以上 2-5人 30分
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早い者勝ちな宇宙開拓ゲーム
SFテーマのゲームというのは、「ゾンビ」「クトゥルー」と並んで海外製でよく見かけるテーマです。で、テーマの重厚さやファンの思い入れなども影響するのか、比較的中身がみっちりと濃厚に詰まったゲームが多いと思っていましたが、2011年にドイツのSchmidt社から発売された、この『SPACE MISSION(スペースミッション)』は、どうやら割とお手軽に遊べるファミリーゲーム的な側面を持っているようです。
私自身は、さほど詳しくはないものの、緻密な世界設定と重厚なルールで再現されるSFは好きなのですが、それほど思い入れのない、あるいは小難しくて面倒くさそうと思てしまう人には、果てしなく意味不明なゲームになってしまいます(クトゥルー系のゲームに通じるところがありますかね?)。ですので、一緒に遊ぶ機会が多いプレイヤーに、ちょいとSFに興味を持ってもらうためにも、まず入り口として軽めのゲームを体験してもらいたい。
で、テーマに対して価格が比較的安価(3000円そこそこ)なのと、手軽に遊べるという2点から、これなら誰とでも遊べるSFゲームになるんじゃないかなあ、という目論見から、本ゲームの中古品を確保しておりました。
それでは、外箱と中身を見ていきましょう。
ジャンプゲートからいざ飛び出さん!としている宇宙船(たぶん)。
独・仏・伊・英・蘭語の説明書きがあります。日本語はなし。
幼稚園の頃、こんな形の消しゴムのオモチャがあったような(そしてやがて溶けて悲惨なことに…)。デザインは…好き好きでしょうね。まさに海外製って感じ。
手前が3Dな宇宙船コマ。これをみてはしゃげるかどうかは人によるでしょう。他に円形のタイルが13枚、カードが60枚、資源タイルが64枚、トークン100コなどが含まれます。惑星が描かれた円形のタイルは直径13㎝ほどあり、なかなかの迫力。
プレイ前雑感
実はなかなか遊ぶ機会が無くて、戸棚にしまわれていたゲームです。
美麗な惑星の絵が描かれたタイルを並べて表現される宇宙の上を、メーカーが自信を持って推す立体宇宙船コマが移動して進行するゲームは、なかなか見た目に楽しそうです。あとはルールの難易度ということになってきますが、原語説明書をみたら結構分厚くてびっくりしたものの、これは五か国語のバージョンがすべて含まれているから。実際にはA4両面印刷で2枚以内に収まる文量のようなので、難しいということはなさそうです。
さて、どんな宇宙探検ができるでしょうか。爆発とかしないといいな。
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