2016ゲームマーケット秋を見回る
与力藩の買掛担当。ゲームマーケット参加7回目。やっぱりゲーム作りたい、という気持ちはあります。
奉行藩の決裁担当。ゲームマーケット参加3回目……になるはずだったんですが。
久しぶりの一人旅
みなさまこんにちは、いつもの与力でござます。
2016年12月11日。暦の上では冬であり、当日の気温的にも一月並みの寒さとかいう、まさに冬真っただ中な日曜日に、年に3回のアナログゲーム大イベント『ゲームマーケット』2016秋が開催されました。で、いつも通りホイホイと遊びに行ってゲームを買ってきた感想文などをご披露申し上げたいと存じます。ところで、会場のスケジュール的な問題からなのか、参加人数が増加するにしたがって、開催時期がどんどん後ろ倒しになっている気がしますが、気のせいでしょうか。いつか『ゲームマーケット夏』と『ゲームマーケット新年』とかになる日もくるのでしょうか。
なお、今回は私一人での参加です。朝方、お奉行から電話がきまして、
奉行火急の要件にて登城の催促が参ったゆえ、わしは行けぬ。面白いゲームを仕入れてきてくれ。頼んだぞ
と、ドタキャンを伝えられた次第です。ですので、現地においては1人分の感想しかございません。
この日は、特に他の趣味系イベント開催日とぶつからなかったせいか、電車も空いていたし、会場へ向かう道もけっこう歩きやすい(AM11:00前後感)。
で、今回の会場は東7・8ホールということだったのですが、これが結構遠かったです。不動産情報なら駅近徒歩5分とか書かれる距離かもしれませんが、徒歩(体感)12分くらい? 途中で休憩を挟もうかと思うくらいには長かったような。
そして会場に到着してみますと、これがまたでかいでかい。
通路を挟んで二つのホールにまたがった会場の規模は、さすがに過去最大レベル。なんとなくボードゲーム(東7ホール)とTRPG&飲食(東8ホール)に分割されているのかなー、って感じで見てましたが、ボードゲーム側を一つ一つしっかりと吟味しながら歩いていたら、一日で回るのは難しい可能性も過去最大レベル。いよいよ、事前予約の重要性が増してきたように思われます。
わたくしは直感で、「これ」と思っていたゲームは予約済み。ですので、予約無しだったり、ゲンブツを見て決めよう、と思っていたゲームを見ることを目的に、企業や大手ショップなどの大型ブースにできている長蛇の列を眺めつつ、「ブシロード」さんのブースにずらりと配置されていた『ラブライブ!』の等身大パネルが記念撮影の人気スポットになっているのをチラ見しつつ、買い物&予約引き取りをこなしながら約1時間20分ほど会場内を練り歩きました。
こんな感じの荷物を抱えて帰宅です。おかげさまで、買い物に備えてここ3週間ほどため込んでいた1000円札で膨れ上がっていた財布の方も、スッキリと薄くなりました。
今回の購入品紹介
では、1つずつ見ていきましょう。
1. 『Bahamut Gate』拡張(かぼへる)
春に発売された協力型ゲームの拡張セットが登場。プレイヤーも強化されたが、敵もそれ以上に強くなっている感です。
2. 『原始人の晩餐』(TAGAMI GAMES)
2015年春のゲームマーケットで発表された作品。細部まで丁寧な仕事が施されているのは、こちらのゲームの特徴ですね。デザイナーさんのこだわりと愛情を感じます。あと、『ワラドの冒険』で感じた、小箱でもナッツぎっしり確かな満足感も充填されていそう。楽しみ。
二種類のオマケつきでした。このミニブックは帰宅後すぐに挑戦して、意外な苦戦を強いられるという……。
3. 『果実の収穫』(GALLERY OUCHI)
銃やら剣やらチョンマゲやらが好きなわたくしとしては、珍しいテーマのゲームを購入しましたが、秀逸なアートワークに惹かれたのが購入の第一理由。あと、リアルにリンゴが食べたかったのも有ったと思います。
4. 『おっぱい・おしり・サンシャイン』(ゲームストア・バネスト)
名古屋のゲームストア・バネストさんで取り扱いが始まったころから話題になっていて、最近テレビ番組でも取り上げられていたカードゲーム。タイトルから限りないカリブ海のビーチ感とおバカ感が漂いますが、ゲーム面もしっかり。
5. 『ルーク&レイダーズ』(蓑竹屋GAMES)
スマホアプリやブラウザゲームなどではよく見かける、キャッスルディフェンスゲームをアナログゲーム化したという作品。SFCっぽいというかWindows98のころっぽいというかなテイストのCGが素敵。
6. 『ウニコルヌスの騎士たち』(カナイ製作所&Manifest Destiny)
同人の枠には収まりそうにないサイズと内容物が圧倒的な作品。協力&特殊効果ゲームで有名なカナイ製作所さんと、多作&秀麗なアートワークが目を引くManifest Destinyさんが共同制作したゲームです。内容は、プレイヤーが協力してシステムと戦う協力ゲームですね。ルールブックに詳説されている舞台やキャラクターの背景設定に、いわゆるJRPGっぽさが感じられます。
この雰囲気には、お城勤め帰りに拙宅へ来訪されたお奉行も大興奮。
奉行好きだからな、こういうの
購入したゲームも含め、全体的にどのサークルさんのゲームも、メーカー製と変わらないような、クオリティの高い印刷・装丁の作品が大半になりましたね。見た目の工夫が凝らされているのは、歩きながらのチラ見でもよく分かりました。
7. 買い逃し&心残り
奉行今日はやむを得ずとは言え、すまなんだ。さて唐突だが、なんか買い逃して悶絶しておったな。何を逃した?
与力『狩歌』の応用セットというのが出ていたのを、見逃しておりました…
奉行最近話題のJ-POPカルタか。まあ、次の機会を待つがよい。他には?
与力春に諦めた『サンダーバード』ですが、今回見に行ったら、『サンダーバード拡張』だけがズラリと…
奉行そうか、春の時点で決断しておかねばならない案件であったようだな
与力無念です
広くなる会場、増える参加者
さて、今回のゲームマーケットでは速報値?によりますと、前回の1万1000人を超える来場者を集めたそうです。
こんなビッグイベントと化したゲームマーケットに「遊んでみたいゲームをそこそこ多めに(10コ以内)買って帰りたい」というスタンスで臨んでいる、わたくしのような参加者からしますと、2015年秋の時点で言及しておりました「歩くルートの大切さ」を、これまで以上にとにかく強く実感しました。
ゲームマーケットのカタログは、さすがにコミケなんかみたいに事典並みの分厚さとまではいっておりませんが、参加サークルの数は回を追うごとに増加の一途です。会場の規模ものんびりぐるりと回ってよさそうなゲームを探す、という訳にもいかんほどとなりました。また、試遊を含めてゲームを吟味して購入しようとすると、どうしても時間がかかり、幾つものゲームを事前知識無しに現場でチェックしていくのは時間的に難しい。てことなので、公式サイトや各サークルさんのホームページ、twitterなどを事前チェックして、優先的に回るルートづくりをしておいた方が、買い逃しが無くなって、帰宅後に後悔せずに済むだろうなあ、と思いました。
あと、気になったゲームを「また後で見にこよう…」と後回しにして、戻ってくるまでに時間がかかると、他に気に入った人が買ってしまって、無くなっているなんてパターンが増えそうですね、今後は。グッときたゲームはその場で即購入した方が、そのあと後ろ髪を引かれず、落ち着いて会場を回れる…んじゃないでしょうか。
毎度毎度同じようなことで申し訳ありませんが、以上が1時間ちょっと歩きまわった感想でございます。