東京ボードゲームコレクション2017にいってきた

ボードゲーム愛好

東京ボードゲームコレクション2017にいってきた

東京ボードゲームコレクション

昨年開催されました東京ボードゲームコレクション、今年は夏真っ盛り、コミケ三日目とバッティング、という8月13日の開催となりました。会場は、有明に移動する前のゲームマーケット会場としてお馴染みだった、浅草の東京都立産業貿易センター台東館です。

以降、会場にちょっとした懐かしさを覚える程度にはなりましたわたくし、与力が見聞し、感じた所などを申しのべさせて頂きたいと存じます。宜しければお付き合い下されませ。なお、奉行は余所で所要がとかなんとからしいので、不参加でございます。

さて、便利なSNS情報によれば、開場時にはやや列なども形成されたようですが、私が到着いたしました十一時半くらいには、会場内はゆとりをもって歩けるような様子でした。ということでカタログ兼入場券を買って、お邪魔してみます。

東京ボードゲームコレクション

まずは環境的な所の感想を。前回の浅草橋の会場と比較しますと、かなり広くなっており、出展企業、サークル数は76を数えましたが、通路、各ブースの試遊スペース、フリースペースなど、来客に対して、余裕を持って設置されていたかと思います。

出展ブースを回ってみますと、割とゲームマーケットで見たかなあ、というゲームの中に、昨今の大規模化したゲムマ事情からして、回りきれずに見逃していたゲームなんかを見つけると、丁寧にゲームの説明を受けたり、試遊もさせて貰えたりして、お得な気分になります。中には、このイベントに合わせて発表された新作がちらほらと混ざり、いち早く遊べるなあ、という嬉しさも。全体的には割とみんなでワーッと遊べる系の、軽めのゲームが多く並んでいたように思います。

で、特筆すべきは、会場の数カ所に置かれていた「東京ボードゲームコレクションアワード2017」投票箱。

東京ボードゲームコレクション 投票箱
投票箱

「会場で遊んだゲームで、面白かったものに投票してね。その中からアワードを決めるよ」ということらしいんですが、投票対象はこのイベント会場で販売されていたゲームに限ります。てことは、この日は新作ゲームをどっさり買い込む場、というよりは、みんなで試遊なり、買ったゲームを開封するなりして、たくさん遊んで楽しい体験をしよう、というコンセプトで開催されたのかなあ、と。で、面白いと支持されているゲームは「面白いよ!」と情報を積極的に発信して、みんなで共有していこう、という狙いなのかなあ、と拝察いたしました。まあ、あくまで個人の勝手な感想ですので的外れかもしれませんが。

さて、お買い物もいたしましたので、ここてご披露をば。

SHINOBI EMPIRE(シノビエンパイア)

SHINOBI EMPIRE(シノビエンパイア)
SHINOBI EMPIRE(シノビエンパイア)

FREAKY-DESIGNさんが製作されたゲームです。カード全ての忍者イラストが違う、という見た目に華やか、ルールは簡単、というカードゲーム。ゲームマーケット2017春が初出です。

RICH OF LUVRE(リッチ・オブ・ルーブル)

RICH OF LUVRE(リッチ・オブ・ルーブル)
RICH OF LUVRE(リッチ・オブ・ルーブル)

MOVIE ROCKさんのゲームです。相場を操作してギャラリーを大きくしていくゲーム、ということだそうで。こちらもゲームマーケット2017春が初出。

ゴリ×夢中

ゴリ×夢中
ゴリ×夢中

楠本舗さんの作品で、今回はriver gamesさんのブースで販売されていたものを購入しました。こちらもゲームマーケット2017春で販売され、話題になっていた作品です。

チョコレートシーフ

チョコレートシーフ
チョコレートシーフ

TOYDROPさんのブースで販売されておりました、このイベントの新作。ゲーム原案は『ナショナルエコノミー』でお馴染みのスパ帝さんなんだとか。

以上でした。

昨今は熱心なデザイナーさんが増え、どんどんと新しいゲームが発表されております。とても嬉しく、有難いことですが、面白さに気づけずに手にすることなく見逃してしまうと、二度と見かけなくなってしまうこともあるように思います。そうしたゲームが埋もれてしまう前に、実際にデザイナーさんから直接説明を受けたり、試遊体験をして、面白いゲームの情報を受け取れたり、ゲームを購入することができる場として、こうした体験重視のイベントが、ゲームマーケットの端境期にある、ということは、非常に有意義なことなんではないでしょうか。月並な感想&毎度毎度同じことを言っているようで恐縮ではございますけれども。

最後に、もうちょっとだけ付けたしの感想。

本日はアークライト、ホビージャパンの二大巨頭は出展せず、大手ボードゲームショップさんの参加はイエローサブマリンさんのみ、といった塩梅でしたので、海外ゲームはそう多くはなく、国産ゲーム、いわゆる同人ゲームが主力でございました。今後もこの傾向で推していかれるんですかね。

あと、前回も展開しておりましたステージイベントは、今回もしっかりと健在でした。力入っていて相当楽しいんですが、やっぱり前回同様、すこーし気になる点でもあります。頑張ってお客さんに説明をしたい販売ブースと、頑張って歌って踊っているアイドルグループのステージが近距離で共存していると音が入り乱れてしまい、人によっては食い合わせ的にウナギと梅干し、天ぷらとスイカ感が無きにしも非ず……。もちろん梅干しがウナギの脂の分解を助けるという説も有力ですので、人それぞれ、良し悪しといったところで。

東京ボードゲームコレクション 投票箱

そしてイスが、よくあるパイプイスではなかったことにちょっとだけ意外感。こんなイスでしたっけ。

買い物したり試遊させてもらったり、ステージを眺めたりして滞在時間は約2時間ほど。遊ばせて頂きました。主催者様、出展のみなさま、楽しいイベントを有難うございました。次回も期待しております。