【園芸初心者による試行錯誤の日々 -8- 】 防虫対策グッズの導入とその後悔・後篇

園芸・アイキャッチ

身から出た錆とはまさにこのこと

さて、前回前々回と防虫ネット対策について語りつつ、節々に不穏な気配をまとわせていたかと思いますが(格好つけたくだりですね、我ながら)、今回はその事実、園芸初心者として初めての失敗談を記したいと思います。お前、気が付いてないだけで他にもやらかしてるよと思われる方、いらっしゃいましたら、そっとご教授願えますと幸いです。

[ad_contents]

スポンサーリンク

2015年6月中旬 スイスチャード、アブラムシにやられる

以上、と言っても過言ではありませんが、自戒を込めまして、諸々の詳細を書き留めておきたいと思います。

なお虫が苦手な方はご注意ください。僕はおおよその虫に対して苦手意識はありませんが(種類と大きさにもよります)、虫近影の鮮明な画像や、びっしりした画像は苦手な方です。

事実が発覚したのは、梅雨入り前の季節、ぐずついた天気がしばらく続いた日のことでした。水やりの際、思い出したように防虫ネットを取り外した時、青々とした葉の中に、極めて小さいながらも見過ごせない彼らをようやく認識しました。

大小の葉の裏表に、茎、至るところで列を成すアブラムシ。具体的には下記のような状況でした。

スイスチャード アブラムシ
ごっちゃりと…

原因と対策について検討する

嘆いても問題は始まりません。僕の行動の何が問題であったかを、頼りない知識を元に検討致します。

今回用いていた製品は、ファームプランターへの取り付けが可能なもので、かぶせたままで水やりができるという便利な商品でした。そして僕は、ネットを取り外した時に虫がつくことを恐れ、ネットをかぶせたままで一週間以上、水やりを継続していました。もしかしたらそれは、必ずしも不適切とは言えない行動だったのではないかと思います。しかし、一つ大事な懸念を忘れていました。

そうつまり、ネットをかぶせた段階で、既に虫が入っていたら?

あるいは隙間ができていて、そこから潜り込んでいた可能性も否定できません。頭を抱えてどうしたものかと言えども時、既にタイムアウトとでも言いましょう。推定ではありますが、むざむざアブラムシがすくすくと繁殖する環境を整えてしまったことに違いありません。全ては、状態確認を怠って水やりだけを漫然としていたことにあります。

アブラムシ対策:薬を使って除去を試み、防虫ネットを取る

アブラムシ対策は、例えばこちらのNEVARまとめにもある通り、伝統的あるいは科学的な、様々な方法がとられているようです。某アイドルグループが本業で使用していたものすごい匂いのする無農薬農薬など、独自の対策も多々あることでしょう。

そして僕は考えた結果、以前に購入していた科学物質なしで薬害のない薬の散布と、あえて防虫ネットを撤去することに決めました。

とにかく元気よく活動しているアブラムシを窒息させるのはともかく、なぜネットを取ってしまうのか。その理由は、水でアブラムシを洗い流しつつ、自然に存在するアブラムシの天敵が来訪して食らい尽くしてくれることに期待したからです。

アブラムシ対策の一つには、テープを使った掃討作戦があるそうです。仕組みはごく単純、粘着テープをぺたぺたさせて虫を取ってしまうというわけです。案外と物理的戦法が効くのであれば、水やりの際に水の勢いで毎回流してしまうというのも、地味なれど有用な手段ではないかと推測します。更に季節柄、まとまった雨量が期待できますので、アブラムシが過ごしにくい環境が構築できると期待します。

そして防虫ネットを引っぺがした理由。アブラムシの天敵はテントウムシを始めとする、割と身近に生息する虫たちです。なお、反対にアブラムシと共生するアリも存在するそうですが、僕の家のベランダは二階のため、アリが大量に入り込むよりは天敵たちが空を飛んでやってくる方が早いだろう、と踏みました。つまりは天の恵み、人智を超えた自然のシステムに身を任せたということです。発覚した段階でテントウムシを捕獲できればネットの中で暮らして頂くこともできたのですが、誘致に失敗したためかないませんでした。

園芸初心者の反省

ということで、今回の件によって幾つかの反省と教訓を得ました。

  • 原則としてネットを外して水やりをし、定期的に健康状態を確認する。横着しない
  • 水は根元に注ぐのではなく、葉や茎などの全体を濡らす。もっと言えば、より自然に近い環境を作り出した方がよさそうである。
  • 防虫ネットで完全に虫を防ぐのは容易ではないので、過信しないこと。

もう、一行目に全てが集約しているのではないかと思います。自然の力に頼る方法もありますでしょうが、僕の場合は中途半端に対策をし、その後確認を怠るという横着をしたために起きました。今後はこのようなことがないよう、初心者として最も大切であろう確認作業を怠らないよう気を付けたいと思いました。なんかできの悪い反省文みたいになりましたが、頑張ってまいりたい所存でございます。