さあ道具立て エギ編(後篇)
長くなりすぎてしまった道具立てエギ編、ようやく後篇です。前篇をご覧になりたいという方はこちらからどうぞ。
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選択その3 メーカーを決める!
さて、サイズと色を決めたところで、ようやくどのエギを買うか決めることができる…訳でもなかったりします。理由は簡単で、エギを発売しているメーカーが多いからなんですね。いったい、どのメーカーのエギを買うべきなのでしょうか?
釣り場の天気や海の状況、時間などを想定していくつかのエギを揃えておこう、と思った時、サイズや色だけを見て、さまざまなメーカーの商品を買ってしまうのは、あまりお勧めされません。
それが何故かというと、それぞれのメーカーでエギの特徴がちょっとずつ違うからなんだそうです。分かりやすいところでいうと、例えばYAMARIAのエギ王Q liveの3.5号エギは重量20gですが、Daiwaのエメラルダスダート3.5号は18g、YO-ZURIのアオリーQ RS3.5号は21gと、微妙に重さが違ったりしています。こういったスペックのちょっとした差と、メーカーごとのエギのチューニング思想の差により、実際にエギを動かした時に、それぞれに違ったアクションをするのだそうです。
従って、同じように扱っても、メーカーが異なるエギだと、思った通りに動かなかったりするため、1つのメーカーに絞って揃えて、エギの特徴に慣れていった方がよい、ということになります。
ただ、お金に余裕があるようであれば、似たような色で様々なメーカーのエギを買って全部試し、フィーリングがあったり、実際にイカが釣れるメーカーのエギを、自分に適合したものとして集めていく、って手も無くはないですけども。
なお、初心者が最初に買うべきエギメーカーとしてよく挙げられるのは、次の2つ。
YAMARIA
→エギ王Qシリーズが主力。クセがない動きをするらしい。
YO-ZURI
→YO-ZURIブランドで販売するアオリーQシリーズと、DUELブランドで販売する、各種ギミックが搭載されたエギがある。アオリーQは釣れるエギとして定評があるんだとかそして私はエギ王Qシリーズのエギを3.5号から2.5号までそろえてみました。
そして私はYAMARIAのエギを3.5号から2.5号までそろえてみました。
他にも色々なメーカーのエギがありますが、何がどう違うか、いずれ少しずつ買い足し、実釣を重ねる中で初心者なりにレビューしていければと思っています。
余談 デフレエギって?
ネット通販や店頭に行くと、やたら安く売っているエギがあります。これらは通称「デフレエギ」と呼ばれ、非常に廉価な点が特徴です。これでいいんじゃないの?と思ってしまいがちですが、実際に購入してよく見てみると、布の接着が甘かったり、羽の向きがガタガタだったり、重心がしっかり中心にきていなかったり、いろいろ細かい点で「ああ、安物だなあ」と思うような作りになっています。メーカー製と比較するとこの辺りは一目瞭然です。果たしてまともに動いてくれるのか甚だ疑問ではありますが、でもこれでイカが釣れたら面白いよなあ、ということで、幾つか購入して試してみることにしました。
「釣具のポイント」が扱う、タカミヤ『エギボンバー』シリーズです。さて、どうなりますでしょうか。
注意 シャローとかディープとかって必要?
エギのパッケージをよくみると、どのメーカーも「ノーマル」以外に「シャロー」とか「ディープ」と書いてあるものがあります。これらは通常のエギに比べて、“ゆっくり沈む”か“早く沈む”というセッティングがされています。シャロータイプは主としてあまり深くない場所や、根、藻場の上などを攻める場合に使われ、ディープタイプは、深場へ早く沈める場合や、潮の流れが速い場所などで使われます。で、これらのエギが初心者にいきなり必要なのかどうかというと、いらないというのが一般的な意見のようです。そのうち「ちょっとゆっくり沈めたいなあ」とか「流れでエギが持っていかれちゃうよー」みたいなシチュエーションで苦しんでから購入しても、十分間に合います。ですので、初心者はノーマルタイプのエギを選んでいくのがよいでしょう。
ちなみに私はどちらもいきなり持っています。なぜか? ノーマルだと思って間違って買ってしまったからです…