終盤:恐るべきイグの呪い
――イグへの道のりが険しい一方で、敗北条件を増やす噂カードが出現。
奉行うーんうーん、進めども進めども、まことに厄介だなあ。
与力この辺は、ある程度、無視して進めていかざるを得ませんね。
復活後のイグのシートの上には、超自然トークンが8個乗っていますが、ゲーム中に破滅トラックを進行させるよう指示があった場合、その代わりとして超自然トークンを除去します。これにより、8個のトークンが0になれば探索者側の敗北が決定します。
与力ゲートの閉鎖も含め、速攻で進めていきたいのですが、手が足りませんなあ。
奉行ぐぬぬ。とにかくだ、見えている敵は倒さねば。
――ついにイグの子らを捉え、戦いを挑むもリリー!
奉行出目が振るわん!ここでもう一度戦わねばならぬか、厳しい!
与力神話カードが尽きかけています。これはちょっと時間が…
――ようやく止めをさした、その時。
奉行取ったり!
与力おめでとうございます!
奉行いやあ嬉しい。だがしかし、時をかけすぎたか?
与力はい。神話カードが残り1枚となり、クエストは残り2つです…
奉行どう考えても終わりそうにないな。これは詰んだか…
――そして、世界はヘビ人間によって支配されることになった。
3枚目のクエストカード。ゲーム結果も文字通り、ヘビ人間の復興で終了。
与力序盤のつまづきが全てでしたかね。
奉行このたびは是非もなし、だ。
エルドリッチホラー拡張『失われた知識』【ここがイカス!】
奉行うん、実に『エルドリッチホラー』の世界を純粋に広げてくれるな。
与力ボスキャラ、探索内容、アイテムなどの追加といった、大きな変化はない拡張セットですね。既存のルールに合わせてカード類を増やしてゲームの展開を広くしましたよ、という感じかな?
奉行呪文など、元々のものと併せると二倍くらいになったのではないかな?
与力追加されたルールもあることはありますが、新しい状態の「毒」「時空の迷子」は、適用が難しいというようなことはないです。ただ、探索者側に不利をもたらすので、ゲームの難易度を引き上げる方向性の追加ルールだとは思いますね。
奉行戦闘遭遇に関しては、大きな変更であったとも思うが。
与力“特殊モンスターと一般モンスターが同じマスにいた場合、一般モンスターから戦闘遭遇を行わなければならない”というやつですか。確かにモンスターが同じマスにどっさり溜まると厄介なことになるかもしれません。今回はそういったケースには遭遇しませんでしたが…
奉行ま、既存の親玉連中用の札も追加されておるし、イグと戦わぬでもこれまでにない展開が味わえる。もう『エルドリッチホラー』は遊びつくしたよ、という者には、ちょうど良い拡張であろうな。
与力たしかに遭遇カードなど、何度もやっている熱心なファンほど、同じ内容のカードにあたって、「はいはい」といった空気になりかねませんからね。カードの追加というのは純粋に嬉しいところです。
奉行単純に札に書かれた新たな文面を読んでおるだけでも、くとぅるふ好きは楽しいのであろう? どうじゃ?
与力ご明察にございます。
エルドリッチホラー拡張『失われた知識』【ここはちょっと…】
奉行うーん…特に、ない。
与力ほほう、ありませんか。
奉行大幅な変化がないということは、『エルドリッチホラー』の良い面悪い面はそのまま引き継いでいる。
与力そうですね。相変わらずカードの引き運、ダイス運といった側面があります。それは改善されていませんし、また、そこが持ち味のゲームでもありますので、偶然の要素が苦手な人には相変わらず苦行になりますでしょう。
奉行ということでつまり、『エルドリッチホラー』を気に入っている者には安心してお勧めできる内容だ。そうでなければ…な。
与力左様でございますな。
奉行ところでイグの信者は別の神に奪われたとか聞くが?
与力クンヤンの奥深くで出会ったツァトゥグァへの信仰に乗り換えたヘビ人間も多かったらしいです。
奉行案外人望、いや蛇望がないんだな…