『電力会社 完全日本語版』を遊んでみた
「電力会社を経営し、都市に電力を供給して大儲け!」
(パッケージ裏より)
プレイ人数:2-6人
プレイ時間:120分
対象年齢:12歳以上
あなたの街のインフラ、お任せください
今回のゲームは、ボードゲーム界の鬼才、緑色のパッケージのゲームは大体この人のデザイン、でおなじみなフリードマン・フリーゼ氏の代名詞的ゲーム『電力会社』です。出版は2F-Spiele、発売年は2004年で、日本ではアークライトから2010年に完全日本語版として発売されておりましたが、10周年の2014年には新版『新・電力会社デラックス』が替わって店頭に並ぶようになりました。
約15年前とやや古いゲームで、しかも旧版のみならず、新版も品切れが続いている現状、なかなか入手が困難(2018年時点)という問題はあるのですが、非常に面白いゲームなので、ぜひご紹介させてもらいたいと思います。なお、説明は旧版を使用しますので、新版『デラックス』とは少々ルールが異なることをご承知おきください。それではまずは箱やら中身やらの確認から。
ややレトロ感ただよう発電設備と電力会社社員?
日本語版なので日本語化してあります。ボードも日本語になっているのはうれしいところ。サイズは約37×27×5.5㎝。大きくて薄い箱ですね。
ボードを大きくしたかったので箱が大きくなったのが推測できる中身。
ややザラつくペラっとした紙質です。通貨単位は「エレクトロ」。
発電所のカードとサマリーカード。
マップ上にこの都市コマを置き、自分の会社が電力を供給できる状態になっていることを示します。
4種類の木製資源コマ。コマが大量ですね。
両面仕様で、ドイツとアメリカのゲームマップになっています。一粒で二度おいしい。
ゲーム前雑感
フリーゼ氏のゲームは題材であったりゲームシステムだったり、非常にクセが強いという印象と、箱が緑色だなあ、という印象なのですが、この『電力会社』は細かいルールがちりばめられ、細部まで丹念にこだわっている一方で、プレイしてみると、競りとネットワーク構築がうまく絡み合っていてとても面白く、時間が経過するのを忘れて白熱できるゲームになっています。
今現在、店頭で手に入れづらいという状況は本当に懸念されるところではありますが、この記事で面白さが再周知され、そこから再販につながればと願いつつも、君のインフルエンサーとしての能力は発電所カードで言うとどのくらいだ?6くらい?などと自問自虐しつつ、ともかく一ファンとして紹介をしていきたいと思います。今回もいつもの2人プレイです。
- 【つづきはこちら】
- 電力会社 完全日本語版 ボードゲームプレイ感想編
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