チケット・トゥ・ライド ヨーロッパ(原題『TICKET TO RIDE EUROPE』)を開けてみた
エジンバラの岩山からコンスタンチノープルの日のあたる港まで、パンプローナの埃だらけの露地からベルリンの吹きさらしの駅まで、チケット・トゥ・ライド・ヨーロッパは、あなたを20世紀初頭のヨーロッパの大都市を横断する鉄道アドベンチャーへお連れします。
危険を冒してスイスの暗いトンネルを抜ける? 思い切って黒海でフェリーに乗る? それとも、旧帝国の首都に豪華な駅舎を建てる?
次の移動は、あなたをヨーロッパで最も偉大な鉄道王にする可能性を秘めています。
(メーカーサイトより)
※プレイ対象:13歳以上 2‐5人 30‐60分
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アラン・R・ムーンの名作が舞台をヨーロッパに移して登場
『チケット・トゥ・ライド』は、2004年にドイツゲーム大賞を受賞した、アメリカを舞台に鉄道で旅をするというテーマの名作ゲーム。メーカーさんによれば、全世界で100万以上が売れたのだとか。そのゲームの舞台をヨーロッパに移し、更に新ルールを追加したのが『チケット・トゥ・ライド ヨーロッパ』になります。
元々のゲームの評価が高く、また実際にプレイしてみたところ、誰にでも遊びやすい内容だと実感したので、『ヨーロッパ』の方を購入してみました。
パッケージなどの確認
各所で話題にされていましたが、これ、“日本語版”なのですが、ボードの地名などは外国語表記のままです。ですので、馴染みのない地名などは若干読みづらいかなあ、というのは気になる点です。デザイン的に味があって良い、という意見もありますが。
内容物などはゲーム内容紹介時に。
追加された新ルールはどうなのか?
【プレイ前雑感】
『チケット・トゥ・ライド』の良さは、誰にでも分かりやすくシンプルなルールだろうと思います。それゆえに、ゲーム自体も大体テンポよく進行するので、4人くらいで遊んでもそれほど時間がかからずに1ゲームが完結します。ですので、「飽きにくい」「再戦しやすい」というのも特徴かもしれません。
そうした分かりやすさ、とっつきやすさが、『ヨーロッパ』で追加された新ルールによってどうなったかが、一番の注目ポイントでした。さて、どうなのでしょうか。
ちなみに、ホビージャパンのサイトの表記に従うと、アメリカの方では「7日間でできるだけ多くの北米の都市を鉄道で旅をする」のがプレイヤーの目的なのですが、ヨーロッパの方では、「ヨーロッパ中の都市間に線路を敷設する」と書かれているので、どうやらプレイヤーは鉄道経営側に回っているらしいです。“最強乗り鉄”から“最強鉄道王”に目指すものが変わったんですね。