『パンデミック:ローマの落日』を開けてみた
「君たちは押し寄せる軍勢に対抗して現状を維持し、ローマの落日を阻むことができるだろうか?」
(パッケージ裏面より)
プレイ人数:1-5人
プレイ時間:45-60分
対象年齢:8歳以上
今年のコマも病原菌じゃないって?!
毎年開催されている名作協力ゲーム『パンデミック』の世界大会「パンデミック・サバヴァイバル」。その開催地のご当地ネタを搭載して発売されるスピンオフ作品も3作目となりました。2018年大会開催地はイタリア・ルッカ。ということでイタリアを舞台にしたパンデミック……しかし、『ローマの落日』は、「パンデミックゲーム」をうたってはいるものの、戦う相手は病原菌ではなく、なんと人。2017年のオランダへの浸水を防ぐ『ライジングタイド』に続き、病気とは関係ない敵との勝負に協力して挑むゲームとなりました。デザイナーはオリジナルゲームのマット・リーコック氏と、『バスコ・ダ・ガマ』『リベルタリア』『アウグストゥス』などで知られる地元イタリア出身のパオロ・モーリ氏のタッグとなっています。
まあ箱絵からして、どうみても病原菌どうこうではなかったよね……などとつぶやきながら、早速開封をしていきましょう。
スピンオフ作品は毎度こんな感じで男女ペアがちょいこっちを見てますよね。
蛮族とか書いてありますね。怖い。箱のサイズはパンデミックシリーズ定番の大きさ約30.5×22.5×4.5cmです。きれいに並べたり積んだりできます。
説明書とボード、そしてカードにコマ。
全て木製です。
『パンデミックダイスゲーム完全治療』以来でしょうか。オリジナルダイスが入っています。
蛮族カードとプレイヤーカードの束。
便利なサマリーカードが入っていますね。
役割カードは全7種。イベントカードはかなり枚数が多いですね。絵も気合入っています。
『パンデミック:ローマの落日』【ゲーム前雑感】
ローマ時代をテーマにしたゲームの数は非常に多いですが、まさか『パンデミック』で遊ぶことになるとは思ってもみませんでした。プレイヤーが対処するのは病原菌ではなく、史上名高い“民族大移動”によってローマ帝国に破壊と混乱をもたらしたゲルマン民族(+1)のようです。東からやってくる蛮族をちぎっては投げ、ちぎっては投げすることになるのでしょうが、そういえば人が押し寄せてくるさまを表現したルールは『イベリア』に搭載されていました。あの辺をちょいといじって調整した感じになっているのでしょうか?
とにもかくにも「パンデミック」の名を冠した新作ゲーム、どのようにオリジナルの良さを生かしたゲームにしているか、期待度大でさっそく遊んでみたいと思います。