チャレンジルールで『パンデミック:イベリア』を遊ぶ
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【登場人物】
与力藩の買掛担当。そろそろボドゲ棚にパンデミックコーナーができそうです。
奉行藩の決裁担当。今のところパンデミック:イベリアは、本家の次に面白いです。
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基本セットに付属する、二つの追加ルール!
与力さて、『パンデミック:イベリア』には、せっかく2つのチャレンジルールが付属していますんで、この際これも遊んでおこうかという企画です。
奉行ルールを読んでみると、中々に歯ごたえのありそうな内容だ。これは腕が鳴るのう。
与力無事に勝てればいいんですがねえ。
奉行やる前から負けた時のことを考えるやつがあるかよ。
与力ア〇トニオ〇木ですか、あなた。
「患者の流入」チャレンジ
「患者の流入」チャレンジでは、イベリア半島にできたばかりの病院に、患者が助けを求めて押し寄せてくるという、ちょっとしたパニックムービー的な史実の再現を狙ったルールが追加されています。
与力通常ルールとの違いは、プレイヤーカードを引く前に、患者が病院を目指して移動してくるという手順が加わります。
奉行病院に診てもらいたい患者が移動するのだな。
与力はい。病院に一番近い都市に置かれている疫病コマが、1個病院へ向かって移動します。
奉行ほほう。ということは、病院を建ててそのまま放置しておくと、患者が病院に溜まっていく訳か。では、何らかの原因で4個以上の疫病コマが集まってしまった場合には、どうなるのだ?
与力ええ、そういう場合には、患者は全員病院から逃げ出して、周辺の都市に散らばります。どの都市にどれだけのコマを置くかというのは、プレイヤーが選べますけど。
奉行うーん、それは怖いな。
また、このルールでは、ゲームスタート時に仕える浄化トークンは6枚だけです。カギとなるのは病院で、病院を一つ建てるごとに使える浄化トークンが2枚増えるのと、病院を建てた都市に置かれている疫病コマを全て取り除くことが出来ます。
与力以上の追加ルールで遊ぶわけです。
奉行ふむむ。病院をどこにどのタイミングで配置するかで、局面が大きく変わりそうだな。さっそく挑戦してみようではないか。のう。
奉行うーん、疫病コマが固まっている所に病院を建設しても、その後が長引いてしまうと、その場しのぎにしかならん場合があるな。そうなると、辛いのう。
与力エピデミックが重なって、病院に近い場所に次々とコマが沸くと、きついですわね。
奉行一気に治療する方法が無いだけに、病院に溜まってしまうと厳しい、というところだな。
「歴史上の疫病」チャレンジ
このルールでは、各色の疫病に特殊能力が追加され、ゲーム中、通常とは異なる疫病コマの配置が行われます。
与力あと、赤はチフス、青はコレラ、黄は黄熱病という個性がついたんですね。
奉行……ど、どの病も一筋縄ではいかんというか、死に至る病だな。
与力各色の疫病コマは、一気に二個置くとか、治療するのにアクションが1つ余計に必要とか、いろいろと厄介な能力を発揮するようになりました。
奉行うへぇ、勘弁してもらいたい。こちらに有利な要素は追加されておらぬのか?
与力ないですね。
奉行左様か。神も仏もないものだのう。
奉行増える疫病コマの数に、アクションが間に合わなかったのう……。
与力想像以上に処理が間に合いませんでしたねえ。
奉行「患者の流入」と同様に、こちらの処理能力的にちょっと厳しい疫病コマの塊が、ちょくちょくできてしまうな。
与力浄化トークンを上手く配置していけば、なんとかなるんですかね。
奉行何とかなる前提で作られているんだろうが、全ての疫病コマに特殊能力が付いた状態は、おっそろしい難易度になりそうだ。ま、もう一度遊んでみようか!
与力あ、結構気に入ってますね?
チャレンジルールの感想
奉行実にチャレンジングだな。どちらのルールも、初見では何をどうしたらいいか把握する前に手遅れになったわ。
与力通常ルールが「ちょっと行動制約の多いパンデミック」程度に感じたならば、チャレンジルールで遊ぶと、大分趣が変わりますね。
奉行まあ、より職業選択の重要性を感じられるところであった。
奉行結局、この組み合わせでマラリアには勝利できた訳だが、船移動にカードが必要ない船員と、都市カードを仲間に渡したり、捨て札から掘り起こしてくることができる政治家の相性が良いということが、実によく理解できた。
与力我々は二人でやってますので、人数が増えればまた違うかもしれません。いろいろ試行錯誤のし甲斐がある、と言えばいいんでしょうかね。いずれにせよ、よりクリアまでギリギリのバランスになった、と思われますよ。
奉行という訳なので、是非とも腕に覚えのあるパンデミックマニア同士で、ボードを囲んでもらいたいものだ。