『パンデミック:イベリア』を開けてみた
「7つの役割、15のイベント、そして2つの史実チャレンジ!」
(パッケージ裏面より)
対象年齢:8歳以上
プレイ人数:2-5人
プレイ時間:45分
新たなパンデミックは19世紀イベリア半島が舞台
パッケージに「LIMITED COLLECTOR’S EDITION」とプリントしてある今回のパンデミックは、初回限定生産品というアナウンスがあった『パンデミック:イベリア』です。2016年パンデミック世界大会が開催されるのがスペイン・バルセロナということで、この限定イベリア版が出たとか出なかったとかいう話を小耳にはさみましたが、そうなんでしょうか。そしてこの作品は、『パンデミック:新たな試練』の拡張セットではなく、独立して遊べる別バージョンですので、これだけで遊べます。『パンデミック:クトゥルフの呼び声』と同じですね。
では、さっそく開封してみたいと思います。
なんとなく乾燥した感じのイベリア半島と、こちらに微笑む看護婦さん(多分婦長クラス)。
こちらでも「LIMITED COLLECTOR’S EDITION」の文字。
ファンならうれしい(多分)イラストブックが付属。中仕切りやカード裏面などのデザインも凝っています。モザイクタイル風。
いつも通りのサイズですが、地図は当然イベリア半島限定。地名にあまり馴染みが…
いつも通りの危険な気を放つキューブたち。
ステキなのはこちらの顕微鏡コマ。通常版の薬瓶に相当します。
プレイ前雑感
ここのところパンデミックシリーズの大攻勢が続いています。ダイスゲームの『完全治療』、カードゲームの『接触感染』、話題になった『レガシー』、クトゥルー神話大系を採り入れた『クトゥルフの呼び声』と続いて、この『イベリア』です。発売前情報で「限定生産品ですよ」と紹介されていたので、まんまと飛びついて買ってしまいました。
さて、今回の『イベリア』が、本家本元と大きく異なるのは、なんといっても時代設定です。なんとなく現代、あるいは近未来的であった本家とは異なり、今回は19世紀半ば(1850年前後)のスペインで疫病と戦いを繰り広げることになります。となると、当然気になってくるのは科学の発展レベル。19世紀であれば、まずもって飛行機が無いので移動に制約がかかるだろうということ、そして医療レベルも当然現代ほど高くない訳ですから、治療などが難しくなっていることが想定されます。
それ以外はまあ大体いつものパンデミックだろうと思います。多少のルール変更や追加などなにするものぞ、僕らはベテランパンデミッカー、多少の制約なんかちょうどいいハンデさ!という感じで、鼻歌混じりにゲーム開始です。