『パンデミック:迫りくる危機』を開けてみた
「君たちを待ち受ける3つのチャレンジ」
(パッケージ裏面より)
対象年齢:8歳以上 プレイ人数:2‐5人 プレイ時間:45分
協力ゲームの金字塔、拡張セット第一弾
2017年現在、『パンデミック』には複数の拡張セット、複数の派生作品が存在しており、当奉行所でもそのうちのいくつかを紹介してまいりました。本日紹介する『迫りくる危機』は『パンデミック』の記念すべき拡張第一弾で、2009年初出。その時は『パンデミック:絶体絶命』というタイトルで日本語版が発売されていたのですが、基本ゲームが『新たなる試練』として再版されたのに合わせて、こちらも『迫りくる危機』と名前が変わりました。ただ、拡張してくれる内容自体には変化なし、のようです。それでは早速中身を確認していきましょう。
すごくハリウッド映画っぽいパッケージ絵。
追加ルールが3つあることを教えてくれます。なお、箱サイズは基本と同サイズ。旧版の時は異なっていたので、棚に片付けやすくなった…かもしれません。
説明書、カード、コマなど。
この拡張でもっと便利なのは、このペトリ皿。ゲーム中に病原体コマを整理しやすくなりました。
禍々しい紫の病原体コマ。追加ルールで使用します。
新たな役割が増えた分、対応カラーのコマが付いてきます。
『パンデミック:迫りくる危機』【ゲーム前雑感】
この拡張セットに含まれる内容、実は『迫りくる危機』ではなく、『絶体絶命』の方でプレイ済みだったりします。
『パンデミック』基本ゲームの面白さはお墨付きで、難易度の調整もうまい具合になっているのでしばらく遊んでいられると思いますが、たまにちょっと違った味付けにならないかな?みたいに思わなくもありません。ただ、あんまり大幅に変わっちゃうと、せっかくの完成度を誇るゲームが別物になって台無しになりかねない。大好きなアイスコーヒーに、気分を変えて少しミルクを混ぜてみる、ぐらいでよくて、ほうじ茶ラテまで変えてくれなくていい、って感じでしょうか。全然意味が分からないですね。
まあとにかく基本ゲームの完成度が高い『パンデミック』な訳ですが、この『迫りくる危機』拡張は、ちょうど私が求めていた「コーヒーに少し入れるミルク」くらいの味を出せている、と思うんです。というわけで、ぜひおススメしたい拡張なので、実プレイ編もご一読いただければ幸いでございます。