スペースエクスプローラーズ(ボードゲーム開封編)

スペースエクスプローラーズ

『スペースエクスプローラーズ』を開けてみた

宇宙探査は、20世紀における人類の主要な功績の一つでした。(パッケージ裏面より)

プレイ時間:20-40分
プレイ人数:2-4人
対象年齢:12歳

さあ行こう、無限の宇宙へ

かつて米ソ間で激しく行われた宇宙開発競争。衛星の打ち上げから有人飛行、そして月への着陸と人類の技術は高まり、行動範囲は拡大していきました。そんな苦労と栄光に包まれた人類の宇宙開発史をギュギュっと凝縮してカードゲームにまとめたのが、2017年にCrowD Gamesから発売された『スペースエクスプローラーズ』です。2021年にリゴレさんから日本語版が発売され、国内での入手もしやすくなりました。
かつて図鑑で見た実在の宇宙船が次々とゲーム内でも登場するという、天体観測やロケット打ち上げ中継視聴を欠かさない宇宙Boys&Girlsにジャストミートなテーマですが、ゲームとしては名作『宝石の煌き』フォロワー、すなわち似通った遊びやすいゲームだという評判です。実際どんな感じなのか、さっそく開封から手を付けていきたいと思います。

スペースエクスプローラーズ
箱表。

パッケージで満面に笑みを浮かべた多分ガガーリン氏。箱は微妙に黄ばんだ色合いでレトロ感満載。

スペースエクスプローラーズ
箱裏。

プレイ風景を中心としたシンプルな説明の裏面。箱のサイズは約20.4×20.4×4.6cm。『ガイスター』よりはやや小さく、『キングドミノ』よりは微妙に大きい。中箱と言ってよいでしょうか。

スペースエクスプローラーズ
開けました。

リファレンスカードが入っています。

スペースエクスプローラーズ
タイル。

両面印刷のプロジェクトタイルと、スタートプレイヤーマーカーですね。

スペースエクスプローラーズ

研究チップ。独特の動きをします。

スペースエクスプローラーズ
ハブシート。

プレイヤーがリクルートした人材がここに並びます。ボードから取り外す時に細い箇所が有るので若干の注意が必要。

スペースエクスプローラーズ
人材カード。

60枚あります。

スペースエクスプローラーズ

リファレンスカードと歴史上のプロジェクト説明シート。リファレンスはゲーム中に何度も参照することになるので、大変重要です。

プレイ前雑感

ソヴィエト連邦が消滅して30年ほど、ウォーゲームなどでは相変わらず現役で頑張っている訳ですが、ボードゲームにもソ連が舞台のゲームはちらほら。そして『スペースエクスプローラーズ』は、ソ連が力を入れロシアが引き継いだ宇宙開発のエッセンスがかなり手軽に楽しめるという、ソ連入門ゲーム的な感じの……というのは、なにかが違うような。

さておき、多数の方がプレイし、定番ゲームとしての地位を築いた『宝石の煌き』はシンプルに拡大再生産を楽しめる大変よいゲームです。そしてこの『スペースエクスプローラーズ』は『宝石の煌き』フォロワーゲームと位置づけられる拡大再生産ゲームで、偉大な先駆者を気に入って遊んでいたプレイヤーにはすんなり受け入れられるゲームだと思われます。逆に言うと、『宝石の煌き』が非常に広くプレイされている分、どうしても比較は回避しづらい部分がありますので、そこを念頭において遊んだ感想を綴ってみたいと思います。いつも通りの2人プレイです。

続きはお待ちください。