カピ原(ボードゲームプレイ感想編)

ボードゲーム愛好

『カピ原』を遊んでみた

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カピ原(ボードゲーム開封編)
【登場人物】

奉行藩の決裁担当。行きたいカピバラのいる動物園といえば?「長崎バイオパークかのう。なんか有名だし」

与力藩の買掛担当。行きたいカピバラのいる動物園といえば?「とくしま動物園ですね。2022年現在、日本最多のカピバラ飼育頭数を誇っておられます」

カピバラは意外とゴワゴワした手触り

奉行なあ、与力よ。チョンマゲやマッチョが好きなおぬしが、「実は一番好きな動物がカピバラ」など主張している件については、個人の勝手だと思うことにするがな。

与力なんでしょう。

奉行カピバラって、かぼちゃを食すのか? バリバリ食うのか?

与力食べますよ。こちらをどうぞご覧ください。


(長崎バイオパーク公式YouTube)

与力ね、どうですか。ばりばりです。可愛いでしょう。

奉行ふぅん、草を食べてるイメージしかなかったが、食べるんじゃなあ。おぬしのテンションの上がり方が気になるが、ゲームの準備をしてくれ。

まずカピバラカードとかぼちゃカードをそれぞれよく混ぜて山を作り、5枚ずつめくって列を作っておきます。また、5枚あるうちのボーナスカードから、今回のゲームで使う1枚をランダムに選んで、表にしておきます。残りは使いませんので箱にしまいます。
各プレイヤーは、子ザルカード1枚を受け取り、カピバラカード3枚を引き、山から引いた順に左から並べて自分の列を作ります。

スタートプレイヤーを決めたら、スタートプレイヤーの右側にいるプレイヤーから、反時計回りでカピバラカードとかぼちゃカードを場の列から受け取り、カピバラは自分の列に並べ、かぼちゃカードは他のプレイヤーに見られないよう手元に持っておきます。全員がこの手順を終えたら、各プレイヤーは自分の列の一番右端上に、「3」の面を上にした子ザルカードを配置します。最後に、場のカピバラ列、かぼちゃ列が5枚になるように山札から補充をしたら、ゲーム開始です。

カピ原
ゲーム準備完了。

与力さて、ここまで含めたルールなんですけどね。

奉行うん、さては最近よくある例のパターンじゃな。

与力ご明察。OKAZU brandさんは分かりやすいイラストルール、詳細なテキストルールをホームページで大公開されておりますので、適した方を選んでお読み取りください。

奉行まーたお主の仕事が無くなるパターンじゃな。

与力……ルール公開がされているというのは、例えば購入前の参考にはなりますよ! 安心感が増すというか。

奉行それはその通り。ただ、わしやお主の場合には、ゲーム買う基準が他所にあったりするから、見るのは対応人数とプレイ時間とゲームのバックストーリーとかだったりするけどな……。

与力ルールの読みやすさは見るかもしれないですね。うん。

カピバラの走る速度は時速50km

カピ原
ゲームの最初のカギは、この2列。

奉行で、わしらはカピバラではなく、このサル役なんじゃな。

与力そうです、カピバラがきちんとかぼちゃを食べられるように、列を整理する係ですね。

奉行えらいサルじゃなあ。

与力さてこのゲーム、プレイヤーはカピバラを列に増やすか、かぼちゃを手に入れるか、子ザルが後ろに戻るかの三択で進みます。

奉行それを上手く組み合わせて高得点を狙え、ってことじゃな。

①カピバラカードを取る。

カピバラカードは、自分の列の上にいる子ザルが、カピバラを何歩飛び越していったかによって新たに獲得できる枚数が決まります。

カピ原
賢い子ザル。

与力子ザルカードがカピバラカードを一定数飛び越えて前へ進むと、それに応じた枚数のカピバラカードを、場の列から取ることができます。で、取ったカードは、子ザルの現在位置より後ろのどこかカードとカードの間、列の一番端とかの位置に並べることができるんですね。

奉行新しくやってきたカピバラを列に組み込んでいく感じなのかな。

与力最大で3枚のカードを取れるんですが、これ、並べる順番は変えてもいいんですけど、必ず同じ位置にまとめて並べないとだめです。

奉行新しいグループはひと固まりで、と。

与力あと、子ザルの移動制限は無いです。好きなだけ移動できますよ。

②かぼちゃカードを取る。

カピバラの列が増えてくると、かぼちゃカードを獲得するチャンスが巡ってきます。子ザルが、かぼちゃカードに描かれている条件に合致するようにカピバラを飛び越えて進めると、かぼちゃカードが手に入ります。

カピ原
例えば、こんな感じ。

与力カピバラカードにはAからEまでのアルファベットが割り当てられています。で、かぼちゃカードに描かれているのと同じカピバラが自分の列に並んでいて、それを子ザルが飛び越えれば、かぼちゃがゲットできるという寸法ですね。

奉行ああ、要はかぼちゃカードの指定に合うように、自分の列にカピバラを並べていけって話だったのか。

与力そうですね。例えば写真の一番左のかぼちゃは、Aのカピバラを3枚、Cのカピバラを2枚飛び越えられれば、手に入る訳です。

奉行ちょうどこうなるように並べておかないといかんのか?

与力いえ、「指定されたカピバラが含まれるように」移動すればOKです。必要な5枚がバラバラに並んでいたとしても、極論、列の右端から左端まで走っていっちゃってもOKということになります。

奉行ふうん、でも列内に固めておいた方がある程度はよさそうじゃな。

与力ただ、条件に当てはまらないカピバラを連続で3匹飛び越えられれば、好きなカピバラ1枚の代わりになる、なんて技も有るんですよ。

奉行ほー、ワイルドカードみたいなことか。

カピ原
それから、これ。

与力この写真では子ザルが「4」の大ザル?になっています。これは、ゲーム開始の準備の時に取ったかぼちゃカードを獲得できると発生するボーナスです。

奉行おう、急にデカくなったようだが、これはいったい何の意味が?

与力というのが、次の話なんですよ。

カピバラは泳ぎが得意だが雨で濡れるのはキライ

③子ザルが列を戻る。

プレイヤーは子ザルを前進させることでカードを手に入れることができますが、子ザルはいずれ列の左端に到達し、それ以上前へは進めなくなります。そこでプレイヤーは適当なタイミングで子ザルを右へ後戻りさせなければなりません。

与力要は子ザルが前進できる状態が得点につながる準備な訳で、そのためにはどうしても子ザルはどこかで列を戻らなければならないのです。

奉行行ったきりにはできんのだな。カピバラが子ザルの後ろに追加される以上、列は後ろに長くなるのだからな。

与力はい、というわけで子ザルは初期状態では「3」歩、ボーナスが発生していれば「4」歩まで後ろに戻ることができます。

奉行ははあ、そこでさっきのかぼちゃカードが効いてくる訳か。

与力ですね、そういう訳でどのかぼちゃカードを手に入れるか?という点では、1つハッキリした指針があると言えるかもですね。

奉行大きく戻れるほど手は広げやすいもんなあ。うむむ。

与力というわけで、この三択を繰り返してプレイを進め、誰かがかぼちゃカードを5枚手に入れるか、カピバラカードが場に4枚以下しか並べられなくなったら、ゲーム終了の合図ですね。即座に終わりではなく、全員が最後に1手番ずつプレイして、得点計算に移ります。

奉行お、最後にまとめのターン的なのがあるのはうれしいね。

与力得点は獲得したかぼちゃカードの右下に描かれている得点と、自分のカピバラの列がゲーム準備時に決めたボーナスカードの条件に合致していればもらえる得点を合算します。一番多い人が勝者になりますよ。

奉行わしらはサルだから勝サルかな?

ということでサルがカピバラの上を飛び回る対決は、僅差で奉行が勝利しました。

カピ原
最後はものすごい長さになるカピバラの待機列。

『カピ原』【ここがイカス!】

奉行のほほんとするゲームの印象を持っていたが、よくできているなあ。

与力非常に分かりやすいご感想ですね。

奉行いやあ、よくできているよ。かぼちゃを効率よく取るためには、カピバラがどう並んでいればいいのか、サルをうまくコントロールしながら、必要な所にカピバラを差し込んでいく戦略が試される。

与力前へ行って、差し込んで、戻ってから一気に進んで、みたいなプランを考えますね。

奉行うん、カピバラを取って並べて、1枚ずつかぼちゃを取っていく、という手なりなプレイでもすごく楽しいのよ。ただ、どうカピバラを集めていくのが効率的なかぼちゃ獲得につながるか、考えだしたら悩むよな。

与力そうですよねえ。

奉行なんだろうなあ、個人的には『チケット・トゥ・ライド』をプレイしている時に近い感覚があったように思うよ。

与力全然違ったゲームが出てきましたね…。

奉行システムが、とかではなくて、プレイしていた時の意識の問題よ、これは。サルを戻しているのがカードを溜めている感じ、カピバラを並べるのは路線引きで、かぼちゃ獲得は旅券達成…的な。

与力ははあ、当てはめれば当てはまるものですねえ。

奉行個人の感想だからあまり真に受けられても困るが、ともあれ溜めて並べてプラン成功!みたいなところがすごくいい。あと、意外と一気にゲームが収束していくところも面白かったな。

与力あれはびっくりしました…。

奉行列が長くなった中盤以降は、意外と新しいカピバラを連れてこなくても、かぼちゃが取れたりするんだよな。

与力それで5枚獲得して終了トリガーを引いたのが私だったのですが…。

奉行かぼちゃが安上りだった結果、わしに負けたんだよな。そういう所もチケライに似ている、なんてな。

与力長い路線引かないとダメなのと同じなんですかね。

『カピ原』【ここはちょっと…】

奉行テーブルは広く使おう。

与力はい。カピバラたちはすごく列を作ります。長いです。可愛いですね。

奉行狭いスペースだとあとが大変なんで、2人プレイでも苦労したが、4人プレイで向かい合ってとなると、両サイドのプレイヤーとのカード列干渉とか発生するんかな。

与力ファショダ事件みたいですね。でも、そこまで列が長くなる前にゲームが終わるのかも?

奉行あとはそうだな、サルを立体化したらめちゃくちゃ欲しい。

与力急にそういうことを言い出す。箱に入らなくなるじゃないですか。

奉行機能性で言えばカードでいいのよ。ただ、なんかちょうどこのカピバラ列の間を動かせるように、立体コマか、あるいはカードを立てるスタンドか…。

与力シリコンゴムで円形のカード立てみたいなのを作ればいいんですかねぇ…。

奉行あとはそうだな、小箱でプレイ時間30分というのは、実は結構長めかもしれない。

与力これは慣れてくるほど長くなるかもしれないですね。

奉行うん、カピバラ列をどう作るべきか、悩む局面が出てくるからな。勝ちを狙うほど悩ましくなるゲームよ。勝ち筋のために悩みどころがあるゲームは、いいゲームだ。

与力熱くなって勝ち目を失わぬよう、「動物界の釈迦」と呼ばれるカピバラのごとく、無我の境地で挑みたいですね。

奉行困ってしまってキュルキュル鳴かぬようにな。

カピ原 主人公 猿
ところで。

奉行子ザルはなぜ急に大きくなったのだろうな。

与力獲得したかぼちゃを食べてカーボローディングして、パンプアップしたのではないかと。

奉行えっ。

与力実はゲーム直前までカーボディプリートしてたんですよ、きっと。

奉行また意味不明なことを言いだしよってからに…。

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