ゆびスゴロク(ボードゲーム開封編)

ボードゲーム愛好

『ゆびスゴロク』を開けてみた

足し算、引き算、そしてジャンケンでゴールを目指そう!

(箱裏より)

プレイ人数:2-6人
対象年齢:6歳以上
プレイ時間:10-15分

サイコロもルーレットも、使わない

すごろく。おそらく誰もが一度は遊んだことはあるであろう、高い知名度と各種のバリエーションを誇る、ごくシンプルなボードゲームです。基本的にはランダムに数字を発生させて、その分だけ自分のコマを進める、モノをいうのはリアルラックという仕組みなわけですが、コマの進み方などを工夫した“すごろく・改”のようなボードゲームも、さまざま発売されております。今回ご紹介する『ゆびスゴロク』は、そんな“すごろく・改”の一種と呼んで差し支えないでしょうか。デザイナーは『ワードン』『マドリーノ』『きょうの勝ち』などを産み出したナナワリさんで、ボードゲーム×知育玩具がコンセプトのGEO GAMESブランドから、ゲームマーケット2023春に合わせて発表されました。それでは開封を始めたいと思います。

箱。正方形でマットな手触りです。

ゆびスゴロク
裏返しました。

ゲームの内容と実際のプレイ風景がなんとなく想像できます。箱のサイズは約11×11×3.5cm。

ゆびスゴロク
フタを取りました。

説明書と合計38枚のタイルが収まっています。非常口案内みたいなピクトグラムが、コマです。

ゲーム前雑感

幼稚園生くらいのころ、どこかの証券会社がくれた日本の戦国時代をテーマにしたすごろくが猛烈に好きで、四つ折りマップが擦り切れるほど遊んできました。とにかく運しかないゲームですので、親戚が集まった時に最も年下になっていた私には、思考力を問われないゲームであればなんとか勝負になっていたので、それで好きだったのかもしれません。そして最近そうしたシンプルなすごろくゲームを遊ぶ機会がありましたが、さすがに「これは運でしかないな」と思えるようになっていました。成長の証です。

本作『ゆびスゴロク』は、そうしたすごろくの持つ運の要素を残しつつも、コマを進めるという点では思考が必要という組み合わせになっています。この思考の部分がゲームにどんなエッセンスを与えているのか、さっそく遊んで体験してみましょう。2人プレイです。

続き:お待ちください。