約束の地・海津から
1588年1月 南蛮文化が信濃に到来
ハッピーニューイヤー! どうもみなさん、真田信幸です。新年1588年を迎えまして、これから心機一転、真田家生き残りのために邁進してまいりたいと存じます。家臣の皆様におかれましても、どうぞよろしくお願いいたします。
矢沢頼康(以下、三十郎)「源三郎さま、突然何を始めたんですが? 何か変なものでも食いましたか?」
いや、なに。信濃のこんな山奥でありながら、ステキな街づくりをしてしまったので、ちょっと気分を出したくて。
南蛮町を立てたのよ。異文化交流な感じがして、いいだろう?
三十郎「はぁ、そうですか。まあそれはそうと、新年早々ですが出陣の触れが出ておりますよ。目標は海津城です」
おおう、第三次海津城攻略戦だな。どうせその命が下ると思って、わしは兵の拡充につとめ、3000からの軍を動かせるようになった。源次郎が率いる2000あまりと併せて、総勢5000。春日山、飯山からの援軍がなければ、十分に海津は攻略できる。そしてその援軍は、こない。
三十郎「おおっと、なぜ断言できるのです?」
そりゃあれよ、前回の最後、第二次海津攻略の時に、援軍で出てきた上杉景勝以下6000ほどの上杉軍を、上田までひきつけて籠城戦で蹴散らしておいたからよ。春日山の兵は、いまほとんど払底しておる。
三十郎「なるほどねえ。やりますなあ、昌幸さまも」
いや上田籠城戦で頑張ったのは、主におれなんだけど。しかし真田のような優秀な武将が揃う小勢力は、堅固な城に立てこもり、籠城戦で粘り強く戦えば、5倍程度までの兵力差ならば、何とかなるものです。大軍に連続で攻め込まれ続けると、流石に城の修理や兵糧の残りなどが心もとなくなるので、物量攻めに対してはいつか倒れてしまうとは思いますが。
さて、第三次海津城攻略戦だ。いくぞ!
ふふ、島津忠直、村上国清程度であれば、我ら兄弟の敵ではない。あ、ちょっとヤな発言しちゃったかな。でも海津城攻略、第三次作戦を以てついに完遂です!
真田昌幸(以下、昌幸)「源三郎、源次郎、ようやったぞ」
おお、父上。無茶なご命令続きでしたが、この通り海津城は真田のものになりましたぞ。
昌幸「うむ、ではその海津城はお前に任せる。頑張れ」
は?
おおう、いきなり城主ですか。城代ならアレだなあ、と思っていたが、どうしよう。ちょっと右往左往しちゃうな。それでは、さっそく…
河原綱家(以下、河原)「どうも、源三郎さま。今後はそれがしが第一の家臣としてお支え致しますゆえ、何なりとご命令を」
はい、まずは友好度の高い河原綱家を家臣として確保。矢沢頼康にしようかとも思いましたが、あいつ、口の聞き方がなってないから、ここで表舞台からは外れてもらいましょう。
三十郎「あれっ」
河原「ところで、なぜ“城代ならアレだ”と思っておられたのです?」
うん、そこですね。城代になると、今までやっていた領地の整備に加えて、城にくっついている城下町の整備もすることになります。城回りの整備補修も担当します。単純にやることが増えるんですけども、そのわりに権限が少ない。出陣などは自分の意志では決められないので、家臣時代同様、来いと言われたら行かざるを得ない。ついでに木材や鉄などの資源は城下からしか得られないので、場合によっては完全な資源不足になる、という謎仕様なんです。勲功2000で城代のお声がかかりますが、勲功3000まで我慢して、もっと権限が大きい城主からはじめたほうが良い、と巷間では言われておるようですよ。城代ならではの面白さってのは今のところ「マゾい」ということ以外よく分からないので、なんか有ったら教えてください。
河原「なるほど、わかりました。それではまず何から着手いたしましょうか。」
そうさな。最優先は城の補修かな。いつ上杉が攻めてきてもおかしくはないからね。
1588年9月 第一次海津城防衛戦
いよいよ始まった城主ライフ。なにをやるにしてもまずは人手が必要ということで、河原綱家に続いて鈴木重則、高梨内記を家臣団に加えます。これで海津の開発も急ピッチで進もう、というものです。
河原「いやあ、家臣団が増えたのは重畳ですが、他にもお客様がいらっしゃったようですぞ」
鈴木重則「上杉勢約10000、この海津を目指して押し寄せてまいりました!」
ぐぬぬ、来るとは思っていたが、猶予は半年であったか。我が方の備えを確認しよう!
高梨内記「海津城の兵は2200、城の補修は終わっております。また、上田城より殿自ら約2000の兵を率いて後詰を務められる模様」
ふむ。兵力的に余裕がある。面倒だが、籠城戦で上杉勢を各個撃破してくれようぞ!
籠城戦に持ち込むには、うまいこと合戦を起こしていく必要があります。手順としては、
- 味方部隊を出陣させたのち、城から一歩も動かずに敵を待つ。
- 敵部隊が接近して部隊シンボルが変化したら、待機している味方部隊をクリック。
- そうすると合戦を行うアイコンが出るので、それをクリックすると籠城戦。
以上です。
城から離れた場所で戦うと、フツーに野戦を行うことになってしまいます。手順2がキモで、これが遅れると、大マップ上での戦いになり、兵力をごっそり削られてしまうので注意。通常、行軍中の部隊は〔△〕のシンボルで示されますが、戦闘隊形になると〔凸〕型に変化します。それがクリックのタイミングですね。籠城戦になったら防御側圧倒的優勢なので、あとは敵部隊を一つずつすりつぶしていくのみ。従って一斉に攻め込まれるよりは、五月雨式に小部隊ずつ攻めてきてもらえると助かります。そういった意味では今回の場合、外で野戦をしてくれている上田の父上には、非常に助けられていると言えましょう。
鈴木「源三郎様もなかなかの采配ぶりですな。お見事な策です」
いやまあ、戦国立志伝遊んでる人は、大体このテクニックを使っているんじゃないかな…
はぁはぁ…。夜戦二回を含む全四度の合戦で、上杉勢を完膚なきまで叩き潰してやりました。が、しかし、こちらの被害も看過できない状態。
河原「城の設備が大分痛みました(耐久6000⇒4200)。また補修が必要ですな。兵も800ほど失いましたゆえ、補充と訓練が必要です」
うーん、労力と時間と資源が持っていかれるか。上杉がこの一回の戦いで諦めてくれればいいんだけども…そんなことはないんだろうね。この海津城、守り切れるのかなあ。はぁ。