信長の野望 創造・戦国立志伝 テキストリプレイ 中級:真田信幸で家名を後世に遺す! Part.15

決断するときは決断しなければ

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1600年3月 飛び地だらけの領土

こんにちは、父の突然の行動を上手いこと収めるのに必死な真田源三郎です。んで、まあ、父は相変わらずやりたいようにやっておりまして。

信長の野望・創造 戦国立志伝
真田月「国峯城、もうすぐ落ちるんじゃないかしら」
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

孫娘の尽力もあり、上州の国峯城を攻略いたしましたようです。

しかし、我が真田家は、目下の敵である徳川家との戦だけでも大分重荷な訳ですが、ここにきて東北の二大勢力、最上家と伊達家の勢いすさまじきものがあり、越後方面からは最上、関東方面からは伊達が燎原の火がごとく、我らの方へ迫っております。はい。

高梨内記「このままでは徳川・上杉に挟まれておった頃よりも大変なことになりかねませぬな」
河原綱家「何かこう、局面を打開する策はございませんか」

……無くはないかな。伊達と最上は競うように南下してきておるが、お互いに戦いはせん。これはおそらく、両家の間の婚姻・同盟関係が強いのであろう。少なくとも、伊達の先代、伊達輝宗と、最上義光の妹・義姫が夫婦であることは、大河ドラマでお馴染みだ。

高梨「つまり?」

うむ、つまり、どちらかと同盟を結び、敵対はせぬことを明らかとすれば、攻め懸かられることは無い……のではないかな。そして、上手くすれば、最上はそのまま前田と戦を始め、伊達は相模あたりで北条・徳川と激突して、うやむやになっているうちに、我が真田が東西へ伸びていく、と。

河原「おお、なんとバラ色の未来ではございませぬか!」
高梨「早速に、使者を立てましょう。伊達と最上、どちらと組みまするか」

ああ、いや。おれは軍団長だから、外交の権利はない。父上の許しをいただかねば。コマンド「提案」で、より勢力の強い伊達家との同盟を結ぶよう、父上に進言いたすとしよう。

河原「楽しみですなあ」

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ところがどっこい。
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

鈴木重則「申し上げます、最上勢、我が坂戸城に攻め懸かり、我が方は衆寡敵せず、落城と相成りました……」

うーん、そっかー。そうだよねー。まあ、そうなるかー。あれれー、おっかしいなー。

鈴木忠重(右近)「源三郎さま、お気を確かに。先の失敗にもめげず、上田の殿が手勢を率いて高原諏訪城へ向かわれました。徳川勢は邀撃の構えを見せております。後詰をなさいまするか」

ん、あっ、ありがとう。おれはしょうきにもどった。……いや、後詰は出さん。父上の軍勢に徳川勢がひきつけられているうちに、小諸と深志の兵を動員して、木曽福島城を攻めよう。あそこの兵はここ最近、数が減っているし、深志からならば比較的守りやすい。早速、小諸に使者を出し、月に軍勢を率いて深志へ参陣させよ!

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もちろんうまく運ぶはずもなく。
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

重則「徳川勢の反応が早うござる。既に我が方を上回る兵力がこちらの出方をうかがっております。下手に動けば、深志を攻められる」

うーん、海津の兵を動かすという手もあるが、最上との戦が避けられないと分かった今、北の守りを薄くはできない……だが、ここで引く手も無いか。海津の永井直勝が軍勢を動員するぞ。ただちに深志へ参陣するよう、使者を出せ!

信長の野望・創造 戦国立志伝
やや博打ぎみだけれども
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

出張ってきている徳川勢を見過ごして飛騨へは進めぬ。しかし、幸いなことに徳川勢は北条の富士吉田城攻めのため、軍勢を南下させ始めた。諏訪の上原城が手薄になっておるわ。この三手の軍勢をもってすれば、落とせぬことはあるまい…

永井直勝「義父殿、拙者が先陣を仕りましょう。これだけの兵を動かした以上、上原城は必ず落とさねば」

その通りだ、直勝殿。よし、では総攻め……

重則「申し上げます! 最上の軍勢およそ1万、我が飯山城に攻め懸かりました!」

ンだとォ!? まずい、飯山の兵は3000に満たぬ。飯山を抜かれれば海津の守りは手薄だ。海津まで取られれば真田存亡の危機となる。上原攻めは中止だ、直勝殿、ご苦労だが直ちに軍勢を返し、飯山城の守りに加わってくれ!

永井「むっ、むむ……。これほどの好機を目前としながら、みすみす……」

こちらは二手で何とかできるかやってみよう。飯山、海津は任せたぞ!

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長い飯山城防衛戦の始まり
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

1601年5月 迫る岐路

……最上があれほど飯山城に執着してくるとはなあ。

真田月「あたしの軍勢も駆り出されるとは思わなかったよー。入れ替わり立ち替わり攻めてくんだもんね、ホントきつい」

しかも……

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四方八方!
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

上杉と最上が手を組んだせいで、飯山を上杉に奪われるっつうね?

右近「最上の軍勢は春日山を素通りし、我が根知城へ迫っております。そちらは上田勢が迎撃にでておりまするが……」

海津の兵だって無限ではない。直勝と慶、桜が奮戦してくれても、防げん時は、いつか来るって。こうなると完全にジリ貧さ。

高梨「何か打開策をお考え下さい。先年結んだ伊達の同盟も既に期限切れ。このままでは三方向からすり潰されまするぞ」

打開策ったってなあ。戦して勝てない相手なら、もう味方にするって手段しかないわな。同盟だよ、同盟。で、その間に別の方向の敵だけしっかり戦って、勝つ。これしかない。ていうか、本来は父上が一番得意にしていたテクニックだろ、こういう瀬戸際ギリギリを歩き回る外交交渉は。

河原「では伊達との同盟復活を進言されますか」

いや、それではインパクトが無いっつうか、おれの軍勢があまり自由にならん……ここは、徳川との同盟を進言しよう。

高梨「徳川! 徳川は源三郎さまが攻略を命じられている相手ではございませぬか。よろしいので!?」

宜しいも何も、こうでもしないと真田が無くなっちゃうよ。そしたら終わりだよ、この企画。味方につけるなら最大勢力、徳川との同盟を父上に進言いたすぞ!

1602年2月 真田の家名を絶やさない。

ふう。状況は好転せんな。

重則「結局、最上の支援を受けた上杉が飯山をがっちり守っております。我が軍勢が動くと、最上勢がすぐに出てきて、うかつには攻められません」

右近「東は伊達勢が北条を蹴散らし、我が方の国峯城に攻め懸かっております。箕輪の滝川家は、早々に伊達に従属いたしました」

永井「上田の殿は、沼田、国峯を守るために次々と兵を繰り出されておりますが、戦に次ぐ戦で、兵の数はどんどんと減る一方」

右近「国峯には月様、花様の軍勢併せて約10000を送っておりまするが、いつまで持ちこたえられるか……」

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ただいまの上州国峯城。
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

月「ちょっとッ、こんなに攻めてくるなんで聞いてないんだけどッ!?」
真田慶「正直なところ、今や深志、海津、小諸を押さえる父上がどう動かれるかが、真田家の命運を決すると思うのです」

……おっかしいなあ。父上は“表裏比興”とか言われるくらい、あらゆる手練手管で大勢力の間を泳ぎ回って生き残りを図るはずで、それを支えていく予定だったのに、なんでこんな当たって砕けろ精神の戦を繰り返すことになったのか。

高梨「……源三郎様、徳川家より密使が参りました。直接お話申し上げたき儀があるとか」

来たか。いや、会うまでもない。おれでもこのタイミングなら必ず揺さぶりをかけるよ。

高梨「では、いかがなされまするか」

信長の野望・創造 戦国立志伝
そうだな…
(信長の野望・創造 戦国立志伝)

綱家。月と花に早馬を送り、軍勢を引き上げさせよ。これ以上国峯で兵を損じることは無用だ。

河原「では!?」

こと、ここに至っては仕方があるまい。このままではいずれ真田家は潰れる。そして真田の手で天下統一を成し遂げることももちろん不可能。となれば、一刻も早く天下静謐を実現し、戦国の世を終わらせる手伝いをすることこそ、真田の家名を後世に伝える道であろう。だいたい、おれも積年の苦労でこのように顔かたちがすっかり変わってしまったほどだ。そろそろ、何か実りある仕事をしたい。みな、おれのわがままを許してくれるか。

一同「……(黙礼)」

……よし。内記、使者と同道して徳川殿に会って伝えよ。お話しの儀、承知いたした、とな。

内記「はっ」

直勝、慶は桜と共に海津の守りを固め、兵を揃えて上杉、最上に備えよ。

直勝、慶「承知いたしました」

重則、右近。兵を集め、下知あり次第、いつにても信濃和田と上田を攻められるよう、準備いたせ。

重則、右近「ははっ」

これより我が真田信幸家は、徳川家康様にお仕えすることといたす!

信長の野望・創造 戦国立志伝
さらば、父上。源次郎。
(信長の野望・創造 戦国立志伝)
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