Bahamut Gate(バハムートゲート)(ボードゲームプレイ感想編)

ボードゲーム愛好
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【登場人物】

与力藩の買掛担当。ファミコン大好き(でも御多分に漏れず、なかなか買って貰えなかった)。時には方眼紙片手に遊んでた系。

奉行藩の決裁担当。家の方針でファミコンはお預けだった系。そして、ようやくゲットしたゲームボーイでゲームにはまった系。

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ゲートからやってくるのは…

与力なかなか凝った中身ですよねえ

奉行全くだ。早速遊んでみようぞ。準備は何からすればよいのかな。

与力随分と前のめりですね。では早速。

このゲームでは敵として5種類の敵が用意されていますが、ゲームを開封した時点では、どのような敵なのかは、全く分かりません。なぜならば、物理的に封印されているからです。

Bahamut Gate ボス
ゲートの向こうで待機している敵の皆さん

初めてゲームを遊ぶ時には、「1stGATE」と書いてある敵を選びます。クリアするごとに次の敵を選ぶことができ、4つクリアしたら、「LAST GATE」と書いてある敵と戦うことができる、という寸法です。

奉行まさかテープで閉じられているとはな(ぺリぺリ)

与力袋とじ的な楽しさがありますね。

奉行先が分からないゲームは、最近大分好評なものがあったな。

与力『パンデミック:レガシー』のことでしょうか。

敵を確認したら、プレイヤーは5つの種族の英雄から1人を選び、キャラクターシートとコマを受け取ります。各キャラクターには固有の特殊能力がある他、設定されているアクションの内容がちょっとずつ違うので、よく確認して選びましょう。その後、特殊効果を発揮するスペルカード2枚を手札として受け取ります。

Bahamut Gate キャラクター
奉行は魔術師

奉行わしは魔術師ということで。攻撃魔法を使いこなすことがRPG攻略の要だぞ。

Bahamut Gate キャラクター
与力は騎士

与力ではそれがしは主人公枠ということで。攻撃力がちょっと高いです。

奉行なるほど。光と闇が合わさって、というやつか?

与力やめてください。

キャラクターを選択したら、その他のセッティングを行います。注意したいのはプレイヤーコマの置き方で、1~3人プレイでは、1エリア(エリアカード1枚で表される)には、コマは1つしか置けません。最後に、エリアカードの真ん中に置かれたボスタイルの向きを決定し、セッティングを完了します。

奉行コマを置く場所はどう選べばよいものかな?

与力一応、敵の真正面にならないように置きたいですが…

奉行我々が配置した後に移動するのであるから、どうなるかは分からんか?

Bahamut Gate
セッティング完了の図。

討伐を目指して

奉行さて、どうやってこの敵を倒すのか。

与力それは全てこのダイス次第、ということになります。

奉行ダイス運か…

与力ちょっと嫌な予感がしてますでしょ?

プレイヤーは、自分の番になったら通常4つのダイスを振ります。出目が気に入らなければ、2個まで振りなおすこともできます。
出目が決まったら、そのダイスを使って、キャラクターシートに書かれているアクションの中から0~2つの効果を適用することができます。

奉行ふむふむ。ダイスを振って目を決め、そのダイスを使ってなにやらアクションをする、ということだな。

与力そうですね。主にエリアの移動や、スペルカードの補充などですか。あとは、キャラクター固有のアクションもあります。

奉行ちなみに、スペルカードの使用もこの時か?

与力はい、アクション同様にダイスを使って使用します。

アクションが終了したら、残っているダイスを使って、(訂正)使ったダイスも全て含めて、敵に対しアタックを仕掛けることができます。アタックは、ダイスが同じ目(ゾロ目)になっている必要があり、同じ目のダイスが多いほど、大きなダメージを与えることができます。

奉行なるほどのう。できるだけ同じ目に揃えておくことが必要か。

与力そういう時に限って「1234」みたいな出目になるんですよね。

恐るべき反撃

プレイヤーが行動するたびに、敵が反撃してきます。
まず、プレイヤーの位置によって敵の移動が行われます。その後、ダイスを振り、その出目に応じて2種類の攻撃が発生します。

与力注意したいのは、「敵の視界に入らないようにすること」ですかね。

奉行

与力ボスタイルの幾つかの辺には、目のアイコンがあるんですが、そのアイコンが向いているエリアにプレイヤーコマがあると、敵はそっちに向き直ってくる、つまり正面に捉えてきます。

奉行ふむふむ。

与力その後、攻撃をしてくるのですが、だいたい敵の正面が強力な攻撃にさらされるパターンが多いように思われます。

奉行なるほどな。うまく後ろを取るように立ち回れ、と。

与力はい。とはいえ、複数のプレイヤーがいると、そう簡単にはいかんのですがね。

Bahamut Gate
勝利と敗北の条件

以上の手順を繰り返し、ボスのHPを0にすればプレイヤー側の勝利となります。逆に、HPが0になってしまったプレイヤーが合計で3人に達したら、プレイヤー側敗北となります。

奉行HP0になった場合には、新キャラで再度挑む感じか?

与力いえ、同じキャラクターで復活することができます。ただし、HPが初期状態より低くなるので、そこだけは注意ですね。

今回は最初のボスに挑んでみましたが、二人がそれぞれ一つのサイコロを振って同じ出目を出すなど、あり得ないダイス運が発揮され、左程えぐられずに撃破することができました!
しかし、まだまだ序の口。更なる強敵たちに挑んでいかねばなりません(なんか、打ち切りの終わりみたいですが)。

Bahamut Gate(バハムートゲート)【ここがイカス!】

奉行さて、出目に恵まれて最初の敵であるバハムートを倒せた訳であるが。

与力いかがでしたでしょうか。

奉行うむ、RPGかと思いきや、モン●ンの気分であった。

与力そういう表現ですか。

奉行なんというか、「大きな敵を倒すために、皆が協力して戦っている感じ」が、「プレイヤーの移動」と、「八角形のボスタイルが回る仕掛け」によって上手く表現されている感じだ。レトロなRPGでは、そういった表現は簡略化されている傾向にあったからなあ。

与力ぐるぐる敵の周りをまわって、有利な位置を占めようという感じですね。

奉行まずは尻尾を切るところから、というやつだな。

与力ゲームとしての難易度はどうでしたか?

奉行今回は大分ダイス目が良かったゆえに、何とも言えないところが…ま、かなり歯ごたえがあることは間違いなかろうな。

与力キャラクターごとの特性や、スペルカードを把握して使いこなせるようになれば、プレイヤー側の戦術も広げられそうですが。

奉行その辺りは勝ったり負けたりを繰り返しているうちに、自ずと覚えていくようになろうよ。

与力なるほど。

奉行後は、ボードの配置が個人的に美しいと思うぞ。小型のボードやカードの組み合わせだけで作られているシンプルさ。それでいて、実に緊迫感がある。

与力お奉行、回すのが好きなんですか?

Bahamut Gate(バハムートゲート)【ここはちょっと…】

与力なにかありますか?

奉行お主、必ずその入りをするようにしたのか?

与力いや、そういう訳ではありませんが…。

奉行まあ、毎度ながらシステムの根幹がダイスであるところだな。何をどうやってもダイス運が悪ければ勝てん。

与力それを上手く操作してカバーできるようにしていかないと…ですね。

奉行連番の出目しかでない呪いが掛けられている者には、つらい局面が多くなるであろう。

与力幸い、我々は5と6が出ない呪いですからね。うっ、『エルドリッチホラー』

奉行その話はまた今度だ。ま、ダイスの出目の高い低いが決定打ではないし、お主の言うように振り直しのルールなど出目の操作手段もあることだし、ただ単に「所詮運じゃねーか!」と切り捨てずに、何度か挑戦してもらいたい、と思う。とはいえ、ダイスを振ってその出目に一喜一憂することに面白みを見いだせない、ということであれば、無理をしてまで遊ぶ必要は無い。そこは弁えておきたいな。

与力分かりました。

奉行あ、移動の出目が出んと、個人的には辛く、哀しいものがあった。

与力そこはやはり、運ですなあ。

Bahamut Gate
白い馬が騎士のコマなんです。

奉行最後のゲートから登場するのは、やはりカテゴリー5の怪獣なのであろうか。

与力キャラクターの中に第三世代のイェーガーがいないと、倒せないじゃないですか。