ルーク&レイダーズ(ボードゲーム開封編)
【登場人物】
与力藩の買掛担当。SFCで最もドットが綺麗だと思っているゲームは「タクティクスオウガ」。
奉行藩の決裁担当。SFCで最もドットが綺麗だと思っているゲームは「ロマサガ3」。
インベーダーゲーム的な?
与力簡単に言うとですね、個人ボードの一番左に敵が出現します。で、それがだんだん右に移動してボードを横断しようとするので、それを阻止するゲームです。
奉行なるほど。ただ、わしらはインベーダー世代でもなんでもないんじゃが。
与力でも分かりやすいでしょ。もしくは壁っぽい敵が向こうから少しずつ迫ってくる、とか。
奉行いやな記憶がよみがえってくるのう。
『ルーク&レイダーズ』では、毎ターンの初め、個人ボードの左側にモンスターが召喚されて出現します。プレイヤーはそのモンスターがボードの右側から出ていかないように、様々なユニットを雇い入れて配置・攻撃し、モンスターを撃破していくことで勝利を目指します。
与力自軍ユニットはこれ以外にも何種類かいますので。
奉行いわゆる、上級ユニット的なやつであるかな?
ゲームはラウンドごとに「メインフェイズ」「エネミーフェイズ」「エンドフェイズ」の順で進行します。
①メインフェイズ
メインフェイズでは、プレイヤーごとに一列に並べられている5枚のコマンドカードから1枚選び、そこに書かれている効果を、ボード上に適用します。
与力この時、カードを選んだプレイヤーはカードの“ラージエフェクト”を、その他のプレイヤーは“スモールエフェクト”を適用するんですね。ですから、他人の手番と言っても、気を抜いていられる訳ではありません。
奉行ほほう。ということは、少なくとも1ラウンド中に、プレイヤー人数分は何らかの効果がボード上に反映されていく訳だな。
与力そんな感じです。
コマンドカードの効果は、「ユニットを動かす」「ユニットを雇う資金を得る」「ユニットを配置する」「行動済みのユニットを行動可能にする」といったものです。
与力これらを上手く使いこなして、ボード上から敵を一掃していく訳です。
奉行ふむふむ、なるほどな。基本はユニットを動かして攻撃、動かしたユニットを再行動できるようにし、新しいユニット雇用のための資金を得つつ、それを配置…2人プレイで全部間に合うのか?
与力まあ、そこはもう一つ仕掛けがある訳でして。
コマンドカードは、選択したものから順に列の先頭に配置されなおします。そして全プレイヤーの行動が終了したら、選ばれなかったコマンドカードが“AUTO”で実行されます。
与力AUTO実行されるのは、スモールエフェクトですね。つまり、誰も選ばなかったカードでも、効果が適用されるんですよ。
奉行なんだ、それなら安心じゃな。
与力ただし、AUTO実行されるものも含めて、プレイヤーが効果を適用できるコマンドは4枚まで。つまり…
奉行5枚のうち1枚は適用されず、4人プレイの時にはAUTO実行はない、ということじゃな。
与力キモになるのはやはりユニットをどう動かすかですね。各ユニットは決められた移動力分、上下左右に移動して、そのあと攻撃範囲内の敵を攻撃できます。
奉行ふむふむ、長距離を攻撃できるもの、近くしか攻撃できないが上下左右攻撃できるもの、範囲攻撃できるもの…色々おるな。
与力味方の体力を回復させたり、再行動できるようにしたり、というような特殊能力持ちのものもいるので、上手く組み合わせていきたいですね。
②エネミーフェイズ
プレイヤーの手番が終了したら、次に敵が行動します。移動と攻撃を同時にこなすことができた自軍ユニットと異なり、敵は攻撃を行うか、移動を行うかの二択となります。
与力基本的に敵モンスターは、ボードの右側に近い縦列の上から順に行動を行います。
奉行なんだかすごく面倒くさい言い回しだが、要はこちらに近い敵から動くわけだな。
与力はい、更に「攻撃できる範囲に自軍ユニットがいれば攻撃」をして終了。「攻撃ができないようであれば前へ移動」を行います。
奉行二択なのだな。単純だ。
与力ただし、攻撃してこちらのユニットを倒した場合、その時だけ直後に勝利の移動をしてきます。
奉行“勝利の移動”って想像するといやだな。ひゃっほーい、とか言って突っ込んでくるのか。
与力あと、注意したいのは、敵は前に別のモンスターがいた場合、それを飛び越えて移動してくる、ということですね。後ろの方に固まっていた連中が、一気に自軍の前まで…なんてことも起きかねないです。
奉行ほほう。ちなみにこちらのユニットを飛び越えることは?
与力できません。
敵の行動が終了したら、新たな敵モンスターが召喚されます。
手番プレイヤーは召喚チップをめくり、ボード上の横3列のうち、どこにモンスターが出現するかを決定し、モンスターカードの山札をめくり、ボード上に配置します。その他のプレイヤーも、スタートプレイヤーがひいたものと同じモンスターカードをストックからとり、それぞれ自分のボード上の同じ位置に配置します。
与力同じ位置に同じものが現れる、ってことです。そこで差はつかないんですよ。仮に召喚マスに空きがない状態であった場合、待機という扱いになり、空きが出来た時に召喚されてしまいます。溜まっていたからパスできる、なんてことにはなりません。
奉行なるほどのう。それでモンスターカードが裏向き山札と、種類別表向きに分けられておったのか。
与力召喚されるのは毎ラウンド2体ずつ。そのうち山札が枯渇しますが、これが勝利条件の一つになってきます。
③エンドフェイズ
敵の行動が終了したら、終了処理を行い、次のラウンドに備えます。
与力ボード上に最も敵が多く残っているプレイヤーが自軍ユニットの体力を1点回復できるとか、行動済みのユニットを2体まで再行動可能にするとか、そんな感じの処理です。
奉行ふむふむ、あとはここでコマンドカードをシャッフルして並べ直すのじゃな。これでAUTO実行される可能性のあるカードが変化してくるということか。
与力はい。あ、あと、雇用できるユニットの市場がリセットされますね。
奉行あ、雇い損ねた、とかなると、ちょっと物悲しいな。
与力まあ、次の連中が並べられますから。