有野課長のLoveLetter(ボードゲームプレイ感想編)

ボードゲーム愛好
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有野課長のLoveLetter ボードゲーム開封編
【登場人物】

奉行藩の決裁担当。ゲームセンターCXで好きな回と言えば?「実に迷うが……忍者龍剣伝。『くぐれ!』とかも好きだ」

与力藩の買掛担当。ゲームセンターCXで好きな回と言えば?「マイティボンジャックですかね。ラストシーンには、テレビの前で声が出ました。声が出たと言えばウルトラマンもですけれど」

慣れていれば説明書は読まなくてもいい

奉行おお、有野課長がカードゲームになったのか。しかし、『ゲームセンターCX』と『LoveLetter』か……。

与力何か、ご懸念でも?

奉行いや懸念はないんだが、オリジナルは姫にラブレターを届けにいくという話だったよな。この場合、課長に何を届けに行くのだ。冷えピタか? 裂きイカか?

与力えっと、説明書によれば、「番組ADである我々は、課長のゲーム攻略の手助けをするために、助っ人として適切な番組スタッフを送り込みましょう」とかそんなことらしいです。

奉行ほう、ロケハンしたADの我々でも手に負えなくなってきたから、誰か呼んでこよう……的な感じかな。

与力そういう意識で遊んでみましょうか。

奉行ちなみにこの記事は、ゲームセンターCXに関する話題が飛び交っているので、番組を知らない方には全く面白くない内容になっていると思われる。申し訳ないが、ご了承いただきたい。オリジナルであるボードゲーム『LoveLetter』のレビューは沢山あると思うので、CXファンでない方はそちらを見ていただいた方が良いだろう。

与力我々はシーズン15くらいから視聴が怪しいタイプのファンです。そういう意味でもGCCXファンとしても半端なのですみません。

奉行わしはシーズン17くらいで止まっているな。ほんとなあ、だらだら駄菓子とかつまみながらDVD見たいよなあ。老後の楽しみにしておくんだ……。

ゲームを始める前に、16枚の人物カードをよく混ぜ、そこから今回のゲームに使用しないカードを1枚抜きます(2人プレイ時はさらに追加で抜きます)。各プレイヤーに1枚ずつカードを配ったら、準備完了です。

有野課長のLoveLetter
準備完了

奉行楽だなー。ほんと、プレイ時間5~10分に全く偽りのないシンプルさ。

与力これは『LoveLetter』のいいところですよね。準備が圧倒的に楽。よってリプレイ性が高い。

奉行沢山並べるのも楽しいっちゃ楽しいが、このシンプルさは良い。あれ、スタートプレイヤーの決め方が書いておらんな。適当に決める式か。

与力一般的にはじゃんけんになるかと思いますが、ここは“一番最近何かのゲームのエンディングを見た人”とかだと縁起がよさそう。

奉行“一番最近、駄菓子屋の店頭にあるゲームで遊んだ人”とかもどうか。

あっ、おわった

ゲームの基本ルールは『LoveLetter』から変更はありません。プレイヤーは自分の順番になったプレイヤーは、まず山札から1枚カードを引き、手元にある1枚と合わせて2枚のカードを持ちます。その後、そのどちらかのカードを自分の前に出します。出したカードに「使用:~」というテキストが有れば、その効果を適用します。

有野課長のLoveLetter
先手・奉行、AD中山。ポンコロン。

奉行お、ポンコロンの人。次のターンまであらゆるカードの効果を受けないとな。あってる気がする。

与力確かに彼、なんとなく「何があってもどこ吹く風」みたいな雰囲気ではありましたね。

それが終わったら、次のプレイヤーの順番になります。これを誰か1人を除くすべてのプレイヤーがゲームから脱落するか、山札が全部無くなるまで続けます。前者の場合、残ったプレイヤーが勝利となり、後者の場合には、手札のカードを公開してカードの強さ(左上の数字)を比べ、大きい方が勝者となります。

有野課長のLoveLetter
後手・与力、イノコMAX。

与力ところが、このカードの効果は、お奉行に影響を及ぼさない訳ですね。

奉行イノコの言うことを全く聞いていない中山。ちょっと面白い。

与力課長がすかさず突っ込みをいれて……某プロデューサーの大笑いが聞こえてきそうです。

という感じで戦いが始まり、二度目のイノコMAXで与力が勝負を仕掛けます。

奉行再び数字比べ勝負を挑んできたか。ふふふ、だが、わしの手札の数字は構成岐部君の「6」だぞ。どうだ?

与力う、それは勝てません。

奉行遅刻魔のイノコには負けたくないから良かった。

与力プレイ時間は3分くらいでしたね。

奉行こういう「他のプレイヤーと」という指定がある場合、2人プレイだとガチンコだから、余計に早かったな。

与力山札が尽きるのを待つよりは、否応なしに相手を仕留めに掛かる方が多いですね。

奉行うむ。『LoveLetter』のポイントは言うまでもなく各カードの枚数を把握した上で、相手の手札が何か推理していくところだが、2人プレイは使わないカードがちと多いしな。

与力3人以上で遊ぶ場合より、ちょっと運要素が強くなってきますかね。

本日の挑戦ソフトはこちら

有野課長のLoveLetter
右が挑戦ソフトの山

基本ゲームに対して、より『ゲームセンターCX』っぽさを味わえるのが、挑戦ソフトカードを使用する上級ルールです。このルールでは毎ゲームごとにめくられる挑戦ソフトカードの難易度が、ゲームの勝敗に大きな影響を及ぼします。

有野課長のLoveLetter
難易度。それほど難しくないやつ。「今日、昼飯前に終わるやろ?」

与力このルールでは、ただ勝つだけではダメなんですね。

奉行ほう?

与力勝者になったプレイヤーは、終了時の自分の手札の強さと、挑戦ソフトの難易度を比較します。で、手札の強さが難易度以上なら、今回の挑戦は成功ということで、難易度と同じだけ得点がもらえます。

奉行はっはあ。勝ちはしたものの、手札の強さが難易度に届かなかった場合には攻略失敗、課長しょんぼり、になるということか。

与力そうですね。で、何回かプレイして、先に10点取るか、挑戦ソフトカードが尽きた時により多くの得点を獲得していたプレイヤーが勝利です。

奉行ふむう、できるだけ強いカードで勝ちを狙わないといけない、ってことだな。

有野課長のLoveLetter
まずは与力が勝利。

奉行難易度2のゲームに課長「8」で勝つとは。課長はアドベンチャーとかパズルとかは強いから、これは晩飯前に帰れたパターンか。プレイ時間が10時間くらいで終わった回みたいな。

与力格ゲー、シューティングの対極ですね。

奉行人には向き不向きがあるのは当たり前のことだが、ああもはっきりしていると面白い。

与力人気ゲーム実況でも、FPSの腕前は神がかっているのに、乗り物を運転するのは極端に駄目な方とかもいますしね。

有野課長のLoveLetter
菅プロデューサーの打ち合いになった挙句、奉行の課長が制する。

奉行「真面目にやってください」「偉い人に怒られたー!(笑)」が連続する展開だったぞ。

与力この顔が並ぶと怖いですねえ。しかし、このルールだと最強の数字を持つ課長の強さが際立ちますね。うまくはまれば強い課長。

奉行逆に菅プロデューサーは、ゲームの助っ人としてはあまり役には立ってくれんから、数字が1というのも案外しっくりくるな。

有野課長のLoveLetter
このソフトなら阿部さんで勝つのが筋、という与力の狙い通り。

奉行ツッパリ大名……。

与力この方はゲームが上手いっていうより、頼りになるって感じですよね。

奉行鍋作ったりハングオン乗ったり。挑戦ソフトがこれなら阿部さんに負けて本望。

与力眺めてみると、松井(他プレイヤーのカードを見られる)と菅プロデューサー(他プレイヤーの数字を当てたら相手は脱落)が入り乱れて、地味に熱い挑戦回になった気がします。

奉行ゲームと関係ないが、松井が初登場した時は、番組初の平成生まれADとか言われていたのに、その平成がもう終わるのか……CXも長いな。

有野課長のLoveLetter
最後は、構成岐部が助っ人に入ったソフトがクリアできず。

奉行さすがにソフトの難易度7ではガメオベラだ。だがこれでも1点貰えるわけだから、10点稼げたぞ。勝利……なのだが、なんか釈然としない終わり方をして、微妙な空気でシーズン終了、みたいな決着だな?

与力まあまあ。それもまたCXっぽいですよ。

奉行確かに、次のシーズンでも継続していじられて、課長降格するかどうかの瀬戸際になりそう。

『有野課長のLoveLetter』【ここがイカス!】

奉行『ゲームセンターCX』ファンなら。

与力いきなり某ゲーム雑誌のレビューっぽい文言から入りましたね。

奉行まあ、基本ゲームは“カードがCX仕様”なのが最大の見どころで、これだけならファンアイテムだ。

与力確かにその通りですね。『LoveLetter』が好きなボードゲームファンへの訴求力という点ではちょっと弱いかもしれません。

奉行ところが、上級ルールが入るとだいぶゲーム性が変わる。ただ勝つだけではダメ、というのは非常に面白い。

与力スピード決着は『LoveLetter』のいいところなんですが、うかつな手札で勝つわけにもいかない、というような考えが必要になってきますね。

奉行で、このゲームの設定な。課長の挑戦を手助けするために適切な助っ人を送り込む、という。

与力はいはい。

奉行それが上級ルールではうまいこと再現されていると思う。テーマとルールが噛み合っている印象だ。

与力なるほど。そういえば奉行はオリジナル版『LoveLetter』よりも『ラヴクラフト・レター』の方がお好みでしたね。(編集注:『ラブクラフト・レター』は『有野課長のLoveLetter』と同じく、『LoveLetter』をベースとした派生作品。『クトゥルフ』という狂気的な架空神話の世界観とミックスされたゲームです)

奉行『LoveLetter』って場合によっては1ターンで終わるだろう? そこがいつでも即死しかねないクトゥルフというテーマにすごく合っていて、「一瞬で終わったけど、大体いつも通りだった」って思うんだよな。わしはどうにも一発即死ってちょっと悔しくなるし、周りに気を使っちゃう時があるんだよなあ。

与力この『有野課長のLoveLetter』だとどうです?

与力キャラクターを知っていると、わいわい賑やかに「おのれ、イノコ!」とか「おのれ、でもどり!」とか言えるから、楽しめて好きだ。

与力だからって、ののしってばかりですねお奉行。

奉行阿部さんに負けたら「す、すんません!」って言うぞ。それはともかく、『有野課長のLoveLetter』は、GCCXファンに、ぜひとも挑戦ソフトカードは使って遊んでみて欲しいと思う。

与力上級ルールと言っても、激ムズになるわけではない、というのがみそですよね。CXらしさが追加されたと思います。

奉行そうそう。しかもCXで見たような展開になることもあって、ファンならゲームの勝敗以外でもわいわい盛り上がれるだろうから、すっごい楽しいと思う。

『有野課長のLoveLetter』【ここがイカス!】

奉行偉い人が出てき過ぎてちょっと怖い。

与力よりにもよってそこですか。

奉行それは冗談として、まあそうな。『ゲームセンターCX』という番組を知らないと、この人物カードの良さも、挑戦ソフトカードから受ける印象も半減以上に減る気がする。

与力そこはファンアイテムの側面がどうしても強いですよね。ゲーム性は優れてはいるんで、割と面白いと思うんですが。

奉行そうなんだが、基本ゲームだけならオリジナル版でいいし。やっぱりこのゲームのいいところは上級ルールで、ただしそれはテーマに対する理解度によってその面白さが変化してくる、と思うんだよな。

与力確かに、それはやむを得ない部分かもしれません。

奉行という訳なので、みなさん、よければ『ゲームセンターCX』を観て下さい。レンタルDVDで過去の放送内容も楽しめますから、ぜひ一つよろしく。

与力なんの販促ですか。でもDVDを買うと、特典でこのゲームのスペシャルカードが手に入ったりするらしいですよ。

奉行そうらしいな。他にもカードが配布されるかもしれないそうだ……が、その辺は追いかけ始めるとキリが無くなりそうだ。わしらの財布のひもが固すぎる。ただ、番組ファンなら自動的に手元に溜まっていって更に楽しそうだ。

与力あ、あと、今のところ購入できるのは「あみあみ」さんだけ、という限定商品になっています。販路が限られているのは注意ですかね。

奉行通販か、あるいは秋葉原に実店舗があるので、そこで買えるよ、ということじゃな。

有野課長のLoveLetter
見れば見るほど、ファミコンソフトの説明書っぽくて良い。

与力そういえばうちって、オリジナル版『LoveLetter』の紹介をしてないんですよね……。

奉行え、今になってそれを言い出すのか、おぬし。

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