『ここで装備していくかい? 地下99階の商人たち』を開けてみた
「4×4マスのお店を構築しよう!(パッケージ裏面より)」
プレイ人数:1-4人
対象年齢:10歳
プレイ時間:20-30分
ぶきや ぼうぐは かならずそうびしてください!
2019年、ゲームマーケット大阪で『富士山地下99階』、ゲームマーケット秋で『ABCダンジョン』をそれぞれ出展されたゲームデザイナーかどたとしさん。気鋭のデザイナーが新制作チームHEY!と共にゲームマーケット2022秋で新たに発表した『ここで装備していくかい? 地下99階の商人たち』が、今回ご紹介するゲームです。ゲームマーケットではダンジョンがテーマのゲームは、比較的よく見かけると思われますが、大抵はダンジョン攻略というところに重きが置かれています。そういった中に時おり変わり種が出現するのですが、今回のゲームもダンジョンをタイトルに掲げつつ、プレイヤーはダンジョンに潜る冒険者にモノを売る商人という立場だとのこと。これは変わった面白さが味わえるかなということで購入に至りました。システムの要点はドラフト&パズルだそうですが、果たしてどんなゲームなのか。さっそく箱を開けてみましょう。
メインのイラストは商品を大量に担いだ商人。富士見ドラゴンブックス『アイテムコレクション』を思い出します。
「タイル配置」「ドラフト」「パズルゲーム」の三大要素が推されています。箱サイズは約22.5×22.5×5㎝。正方形です。
ルールブックとタイル、カード類。
スコアボード、個人ボード、サマリー。盛りだくさんですね。
手触りスベスベです。過去一のスベスベ感。
4色で4人まで対応。
プレイの方向性を決めるのがこのカードです。
ゲーム前雑感
ダンジョンを攻略するために必要な武器道具を集めよう!ではなく、ダンジョンを攻略する人が欲しがっているものを集めて品ぞろえを充実させよう!という違う視点でダンジョンを飯の種にする立場をあそぶ『ここで装備していくかい?』、コンポーネントも非常に充実しており、大変期待の高まる作品です。ちなみに、私が本作に注目した理由は、ゲームマーケット前の情報発信の中で拝見しました「ゲームのウェイト」、いわゆる重さというやつを、具体的なゲームを例に挙げ、目標を定めて制作しておられるというお話ですね。リアルなプレイ感が想像しやすく、購入にあたって大変参考になりました。
前置きはこの辺りといたしまして、お客様に指示される地域ナンバーワン店舗を目指して、いつもの2人プレイを頑張ってみたいと思います。いらっしゃいませー!
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