『イッツアワンダフルワールド(IT‘S A WONDERFUL WORLD)』を開けてみた
帝国の拡大のためにベストな戦略を選択しましょう。
(パッケージ裏面より)
プレイ時間:30分
プレイ人数:1-5人
対象年齢:14歳~
帝国の主なのでプレイヤーはたぶん皇帝
ディストピアにおける最強の帝国を目指すカードゲーム『イッツアワンダフルワールド』は、2019年にフランスのLa Boîte de Jeuから発売されました。日本語版はengamesが手掛けて2020年に発売されています。デザイナーはフレデリック・ゲハー氏…フランス語の読みは難しいですね。アークライトから日本語版が出た『ミープルランド』、ホビージャパンが日本語訳付の流通を行った『タイタニウム・ウォーズ』のデザイナーです。
日本語版の発売後、大変話題を呼び、高評価されている超有名タイトルなので、「また君たちは今更なのか」案件のゲームレビューの1つになってはしまいますが、ごくシンプル、簡単なルールでドラフト&拡大再生産を楽しめる、という素敵さを、周回遅れながら味わってご紹介してみたいと思います。それでは、まずは開封から。
陰謀と硝煙の匂い漂う近未来的なイラストです。
ゲーム全体の流れがよく分かるフローチャートになっています。箱のサイズは約29×29×7cmの正方形。大箱ですね。
説明書が一部、そしてゲームのコンポーネント。
タイルはボードの下側が正解の配置です。
このカードをどうやりくりしていくか、というゲームですね。
樹脂製資源キューブと、厚紙製人物トークン。どっさり。
スコアメモも入ってます。この手のオリジナルメモって、もったいなくてどうしても使えなかったりします。
ゲーム前雑感
次々と連携、いわゆるコンボを決めていくカードゲームというのは、のめり込むと夢中になるシステムです。カードゲームの金字塔である『マジック・ザ・ギャザリング』の面白い部分も、コンボをどう組むか、というところだったように思います。
『イッツアワンダフルワールド』は、わずか4ターンの間に、そのコンボを計画して組立て、うまく回していこう!という仕組みのゲームです。4ターンでできるのか!?というところですが、4ターンの妙味というと、今度は『ペーパーテイルズ』が想起されます。短いターン数に王国の盛衰がぎゅっと詰まっている名作でした。あの方向性か!ということで、いつもの2人プレイで“ぼくのかんがえた最強の大帝国”を築き上げてみたいと思います。
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