制限緩和下でのゲムマ2021秋
Covid-19の感染拡大もだいぶ落ち着き、世間に人が出始めてきて2ヶ月弱が経過した11月20日・21日は毎年2回のお楽しみ、ゲームマーケットの開催日でございました。秋開催については2020年の訪問を見合わせていたので、なんだか久しぶりな感じの中、仕事の納期に追われる奉行を置き去りに、1人でお馴染みの国際展示場駅に降り立ったのです。しかしイベントの制限緩和もだいぶ進んだとはいえ、依然として条件つきであることは変わりありません。
東京都【10月31日から11月30日】イベントの開催制限について
https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/1009757/1020465.html
従って入場には検温・消毒が必要ですし、そもそも入場のためのチケットも接触を回避できる電子チケットが主体になりつつあるような?そんな感じです。そして入場者数コントロールのためでしょう、最も熱心なゲーマーが集中する1日目劈頭の11時から12時は早期入場チケット(限定1500枚)が必要であったので、私は一般入場時間の12時にあわせ、そのおよそ20分前くらいに東京ビッグサイトに到着できるようにしていました。
いつもの道をノンビリ歩き、「まあ12時ピッタリに入れそうになかったら、珈琲でも飲んでのんびり40分後くらいに入ればいいか」みたいな感じで近づいて行ったら、すでに人の列。一瞬「ローマのレギオンかな?」と思いましたが、全部ゲムマ参加者の列。目算で4~500人はいらっしゃったでしょうか。先行の1500名を併せて考えると、数量が限られている人気ゲームであればそろそろ入手が危ぶまれる人数か…?と感じたため、甘い考えは捨てて行列に並ぶことにします。
ビッグサイトの外、ちょうど建物の陰になる部分は気温が少し低いうえにまあまあ風もあって体温をもっていかれ、何かの訓練感を覚えます。そういや2019年は冷雨の中を20分くらい歩かされたな、毎回秋はこうやってゲーマーの精神を徹底的に鍛えていくのがアークライトのやり方なのかなどと勘繰りましたが、だいたい30分くらいの待機で検温・消毒が済み、引率の係員さんに続いて館内へ。そして館内待機10分ちょっとでチケット確認、入場リストバンド受領と進み、会場へと入ることができました。
なお、リストバンドをしっかり手首に巻き付けた結果、長袖シャツの袖の下に隠れてしまったことは反省点です。慌てずゆるめに巻いてつけるべきでした。
そして後にTwitterなどから分かったことですが、どうも私の10分後くらいから並び始めた方の列は最終的に国際展示場駅まで伸び、相当な待機時間を過ごされた方もいらっしゃったようです。感染症対策が求められていた以前のゲムマだと12時を回ればすんなり入れてしまう感覚だったので、これは相当な違いが出たなというところですね。時間指定の取り置き予約に間に合うかとか、飲食時間の確保であるとか、あるいはゆりかもめ側から来場した方は逆方向にウォーキングを課されるであるとか色々なご苦労があったと思いますが、感染症対策で1人あたりが入場するまでにかかる時間と会場内の人数制限、そしてもしかすると社会情勢を反映した来場者数の急速回復といった要素が、このような待機時間につながったのではないでしょうか。2022春以降は、なんらか状況の変化や入場方法の改善などあればよいですが。
会場内はゆとりをもたせた配置。
今回はエリア、大型ブースの配置が非常に目立っていました。大型ディスプレイなどで動画を流しているところが多かったように思われます。来場者を大量にぎっしり集めるイベント類はほとんど無く、謎解きくらいだったでしょうか。
あと、特に企業ブースは今後の発売予定発表や、発売前の見本展示などにかなり力点を置くようになってきたと感じます。その点、ボードゲームの年間カレンダー上での重要性がより増してきましたね。ゲムマに来てここから半年くらいの購入候補ゲームを決める、みたいな。
今回は物流で各出展者様が相当悩まされたらしく、多くの目玉作品と目されていたゲームの入荷が少量にとどまる、あるいは間に合わないというようなことが多かったと聞きます。従って、売り切れの発生がかなり早かったようですね。
また、通路の幅はそれなりに取られていたものの、14時過ぎには待機列から解放された来場者が相当な数にのぼり、インディーズブース辺りの通路では荷物がぶつかったり、すれ違えない、通り抜けられない、ゲームを見ようにもブースに近づけない、みたいなことが多発していたように思います。とはいえ、これはみんな沢山ゲームを買っている証左にもなりましょうから、とても良いことです。
さて、注目している作品の記事などを公開していた私ですが、今回も特に予約はせず、会場内で決めながら購入をしつつ、ごく限定的なあいさつ回りやら見学やらをしていきました。
ゲームNOWAのかぶけんさんは展示台を「もっと高く積みたかった」とのことでしたが、離れたところからでもよく見えていました。全体にインディーズスペースでは、限られた空間に工夫を凝らした展示がいつも目を楽しませてくれます。
当ブログではおなじみ、横浜中華街のリゴレは『マウンテンキング』再販&拡張販売が目玉でしたが、売り切れは早かったようですね。一般流通が待たれます。
訳あり品を放出しているホビージャパンの隣は、ブックオフ。買取&中古販売を行っていました。中古売買と言えば駿河屋、そうでなければヤフオクでしたが、大ネットワークを持つブックオフが参画してくるとなると、また面白そうです。
コナミ+アニメイト+ドロッセルマイヤーズが仕掛ける新プロジェクトの展示。日本のアニメ・ゲームカルチャーをボードゲームにしっかり落とし込んでいくという方向性でしょうか。アクリルのプレイヤーコマがすごくきれいでした。
買ったものは…
さて、では購入してきたゲームを改めて紹介します。今回はほぼ計画通りの買い物でした。全体的な傾向としては、インディーズ作品ではトリックテイキングと紙ペンが現在の二大潮流だったでしょうか。
『ゾンビティーンズ』(すごろくや)
新発売のゲームが10%オフ。前作『ゾンビキッズ』もようやく全要素解放が済んだので、続編へ進みたいと思います。あと、カードとかゲームの試供品とかカレンダーとか色々もらえました。こういうオマケがつくと、すごくイベントっぽい。
『甲虫相撲:カブトスモウ』(ゲームストアバネスト)
よく見たらこのパッケージ絵、クワンチャイ・モリヤさんだったんですね。
『Discipline ジェレミア魔法学校の3年間』(636GAMES)
新装版です。常にチョンマゲとかクトゥルフとか喚いている当ブログ的にはかなりの新風が吹き込むデザイン。
『カピ原』(OKAZU brand)
カピバラは撫でると結構毛がごわごわしていて、水生動物ぽいなあと実感できます。あと、ご機嫌だとキュルキュルとかわいい声で鳴きます。
『BINGO13』(ゲームNOWA)
シックな黒のパッケージが目を引きます。ビンゴは運でしょ、の概念を破壊する。
『ドラ猫』(ミラーハウス)
パッケージ絵は可愛いんですが、購入前の説明と、説明書をざっと読んだ感じでは、かなり甘くないような。そんな予感がします。
『HAKONE』(PaixGUILD)
2021年大会は番組平均世帯視聴率33.7%(復路)のスポーツイベントがモチーフ。すでに拡張が待ち望まれているという話も。
どのゲームも早く遊んでみたいところです。まずは時間の捻出から…。
そして反省点
ブログを書いたりしている以上、名刺を忘れてはいけませんでした。次回ゲームマーケット2022春ではしっかり携帯していきたいとおもいます。