【筋トレ嫌いの筋トレ日誌(14)】チューブトレーニングで怪我しました

筋トレ記録

チューブトレーニングによる指の怪我について

さて、これまでチューブトレーニングを行ってきた私こと、筋トレ嫌いのきんこですが、タイトルの通り、トレーニング中に指を怪我してしまいました。最初の方でも、途中でも、そのような内容を匂わせてきましたが、ここまで来てそれかい!と言われてしまいそうで申し訳ないです…。

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今回の事象についての詳細

やらかしてしまったのは、2015年7月のこと。チューブトレーニングにもだいぶ慣れてきて、そろそろ余裕を覚え始めていたトレーニングでは、負荷や回数を増やして取り組むようになっていました。そんな折、両手のひらにチューブを巻き付けて長さを調節し、胸筋を使って開くというトレーニングを実施していたところで、左手に痛みを感じたのです。

あれ、と気が付いた時は、時既に遅し。手のひらを閉じる、開く、というごく普通の動作がスムーズにできなくなり、動きに合わせて患部が痛むと言う事態でした。違和感の場所は左手の人差し指。じっと手を見ながら嗚呼、と思いました。

原因は、チューブを引くことにばかり集中していた結果、人差し指の一点だけに過重がかかって痛めてしまったと推測されます。

チューブトレーニングの注意事項は、握り方を間違えると怪我の原因になったり、正しく負荷が掛からなかったりすること。そして私は、まんまと失敗をおかしてしまったわけです。

実は過去にも怪我をしたことがありまして

最初(第二回)の注意事項」でも書き連ねた内容ですが、私は過去に、とあるハプニングに巻き込まれて肘を痛めた結果、小指と薬指がしばらく正常に動かなくなったことがあります。

『肘が原因で小指・薬指に異常』というキーワードを聞いてピンとくる方もいらっしゃるかもしれませんが、そう、尺骨神経麻痺(しゃこつしんけいまひ)です。

なんでそんなことになったのかと言うと、人波に押されてしまって身動きが取れなくなった際、どうにか壁際でやり過ごしていたのですが、ついつい左腕で壁を押して圧迫から逃れようともがいていました。途中、強い波に巻き込まれ、ウゲッといった感じの悲鳴を漏らした程度には苦しいものでした。そしてようやくその場所から逃れてほっとしたのも束の間、壁を押していた左手の指先がうまく動かなくなっていたのです。ぼわーんとした感覚に、言うことをきかない指先。唖然としたことは今でもよく覚えております。

慌てて病院に行ったところ、「尺骨神経麻痺(しゃこつしんけいまひ)」と告げられました。肘を圧迫した結果、薬指と小指を動かす神経が麻痺してしまったことが考えられる、と。最初は圧迫以外が原因(腫瘍等)となった疑いも捨てきれないと言われましたが、ビタミン剤を服用して日々を過ごすうちに症状が徐々に改善していき、腫瘍などは発見されず、推測が確定しました。

圧迫していた時間としては10分もなかったかと思いますが、このような外的要因による神経麻痺は、さほど珍しいわけではないと後ほど調べて知りました。筋や神経って事故などでなくても痛めてしまいやすく、一方で完治しづらい・治療が長期化しやすい、という特徴があるようです。

例えば、尺骨神経と同じように、腕や手の可動を司る橈骨神経(とうこつしんけい)は、数十分程度の居眠りや腕枕などで麻痺してしまうことがあるそうで。腕枕というシチュエーションがカップルは元よりハネムーン中の夫婦に多いことから、ハネムーン症候群というファンシーっぽい通称もあるそうですが、こちらも数か月の治療や手術を要することもあり、突然、発症してしまったら大変な騒ぎになりそうです。

で、私はおよそ数か月ほどの通院で、全く気にならないほどに回復しました。その後も問題は発生しておりません。今でこそ呑気に、純粋に人間の体って繊細だなと思いますし、五本ある指を動かす神経って分かれているなんて全く知らなかったなあとも思います。当時はタイピングがし辛くてしばらく困ったんですが、その程度で済んでよかったとつくづく思います。