ファイユーム(ボードゲーム開封編)

ボードゲーム愛好

『ファイユーム』を開けてみた

「勝利は、より賢く立ち回った参謀のもとに転がり込むことでしょう。(パッケージ裏面より)」

対象年齢:12歳~
プレイ人数:1-5人
プレイ時間:120分

カイロから南西130kmくらいの場所

今回は、緑色のFから始まるゲームを作ることでお馴染み、問答無用の超有名デザイナー、フリードマン・フリーゼ氏による大型ボードゲーム『ファイユーム』のご紹介です。原語版は2F-Spieleから2020年、日本語版はアークライトから2022年にそれぞれ発売されました。

フリーゼ氏のゲームは常になにかしらのスパイスが効いた独特のルールを搭載しており、それまで味わったことのない体験をさせてくれたりしなかったりするので、新作を購入する時は、個人的にとても期待値が上がった状態になっております。今回も期待通りか、それとも期待を上回る体験ができるのか、かなりワクワクで開封する所から始めていきたいと思います。

ファイユーム
箱表

どう見てもエジプト。このゲームは古代エジプトがテーマです。

ファイユーム
箱裏

裏返しました。どうやら約3900年前の古代エジプト人になり、湿地を開発するらしいです。箱のサイズは約37×27.5×5.5cm。『電力会社』などと同じ大きさですかね。薄めですが、大きいです。

ファイユーム
フタをとりました

とりあえず説明書、そしてゲームボード。

ファイユーム
ボード

ボードを広げました。広大です。得点トラックがあるゲームは素敵。

ファイユーム
木製コマがどっさり

物理的な欠けなどが無いか一応チェックしておきましょう。

ファイユーム
トークンもどっさり

こちらは厚紙のトークン。質感いいと思います。

ファイユーム
ゲームカード

ひたすらファラオ推しですね。

ゲーム前雑感

古代エジプトがテーマのボードゲームは、古代ローマと並んで数多く存在している印象ですが、やはり欧州的には地中海を囲む文明圏はポピュラーな題材なのだろうなぁというところでしょうか。我々も『テーベの東』とか『古代の建築士たち』とか『エルドリッチホラー:アンダー・ザ・ピラミッド』とかを遊んで…最後のやつは古代エジプトではないですね。

さて、しかし定番・ポピュラーなテーマであろうとも、フリーゼ氏謹製ゲームとなれば、システムとしては斬新&独特なものに仕上がっているのは間違いなかろうと思います。やたらと持ち上げ過ぎの感はありますが、当奉行所としてはボードゲームオールタイムベストを作ったら、トップファイブに『電力会社』はまず入るであろうというくらい緑色のゲームが大好き&信頼しておりますもので、そこら辺のバイアスはご理解を賜われればと思います。

では、『ファストスロース』もそのうち遊んでみたいな、なんて思いつつ、今回は紀元前のエジプトをファラオのために開発していきましょう。いつもの2人プレイでスタートです。

続き:プレイ感想編はこちらからどうぞ。